調べて分かる道具箱

mAh・Whの変換

定格容量(mAh)mAh
定格電圧(V)V

本体に書かれた「定格電圧」の数を入れます。3.7は一次資料の作例の値です。

ワット時定格量(Wh)37

100Wh・160Whのどちら側か

  • 100Wh以下いまここ
  • 100Wh超160Wh以下
  • 160Wh超
パワーバンク(他の機器を充電するもの)
Whの大きさによらず、合計2個まで持ち込めます。
予備の電池(機器から外したもの)
個数に算入しない予備の電池です(何個でも持ち込めます)。

定格容量10,000mAhは何Wh?早見表

定格容量・定格電圧とワット時定格量の早見表
問い答え
定格容量10,000mAh・定格電圧3.7Vなら何Wh?37Wh100Wh以下
定格容量20,000mAh・定格電圧3.7Vなら何Wh?74Wh100Wh以下
定格容量27,000mAh・定格電圧3.7Vなら何Wh?99.9Wh国土交通省の資料の作例です
定格容量30,000mAh・定格電圧3.7Vなら何Wh?111Wh100Wh超160Wh以下
定格容量40,000mAh・定格電圧3.7Vなら何Wh?148Wh100Wh超160Wh以下
定格容量50,000mAh・定格電圧3.7Vなら何Wh?185Wh160Wh超
定格電圧3.7Vなら、100Whは何mAh?27,027mAh
定格電圧3.7Vなら、160Whは何mAh?43,243mAh

Wh = 定格容量 × 定格電圧 ÷ 1,000(国土交通省の資料の式そのまま。表の値はこの式から計算しています)。

よくある質問

モバイルバッテリーのWhは、どこに書いてありますか?

本体のラベルに「定格容量」と「定格電圧」の数が書いてあれば、その2つを掛けて1,000で割るとWhになります。本体にWhの数そのものが印字されている製品もあり、そのときは計算せずに、その数がそのまま答えです。国土交通省の資料の作例は「定格容量:27,000mAh/定格電圧:3.7V(99.9Wh)」という書き方で、本体のラベルと同じ形です。

100Whは何mAhですか?

定格電圧によって変わります。定格電圧が3.7Vなら、100Wh ÷ 3.7V × 1,000 = 約27,027mAhです。定格電圧が違えば、同じ100Whでもこの数は変わるので、この道具の電圧の欄に本体の定格電圧を入れて計算します。

なぜ100Whと160Whで分かれているのですか?

国土交通省の告示(運輸省告示第572号)の別表第18が、機内に持ち込めるリチウムイオン電池のワット時定格量を160Wh以下と決めていて、そのうち100Whを超えて160Wh以下の予備の電池は、パワーバンクと合算して2個までという別の数え方になるためです。100Whと160Whという2つの線は、航空法にも、その下にある施行規則にも出てきません。数は、この告示の別表第18にあります。

モバイルバッテリーは何個まで機内に持ち込めますか?

パワーバンク(他の機器を充電する目的のもの)は、Whの大きさによらず合計2個までです。予備の電池(機器から取り外したもの)は、100Wh以下なら個数に算入されず、100Wh超160Wh以下ならパワーバンクと合算して2個までです。160Whを超えるものは、どちらも持ち込めません。

預ける荷物に入れてもいいですか?

預ける荷物ではなく、必ず機内に持ち込みます。国土交通省の告示は、パワーバンクと予備の電池を預ける荷物に入れることを認めていません。

定格電圧が本体に書かれていないときは、どうしますか?

この道具の既定値(3.7V)は、国土交通省の資料に載っている作例の1つの値です。定格電圧は製品によって違うので、本体のラベルやカタログに書かれた数をそのまま入れます。記載が見つからないときは、製品の説明書やメーカーのサイトで確認します。

本体にWhが印字されていれば、その値が答えです。印字が無いときは、定格容量(mAh)と定格電圧(V)を掛けて1,000で割ると出ます。

本体表示の読み方

モバイルバッテリーの側面には、たいてい「定格容量」と「定格電圧」という2つの数が 書いてあります。国土交通省の資料の作例は「定格容量:27,000mAh/定格電圧:3.7V(99.9Wh)」という書き方です。本体にWhが印字されていれば、その値が答えです。計算をやり直す必要はありません。印字が無いときだけ、定格容量と定格電圧を掛けて 1,000で割ります。電池の残量表示(%の減り方)は別の話です。電池の残量表示の話はこちら。

Wh(ワット時)という単位

Whは「ワット時」と読み、電力量(電気をどれだけ使えるか)の単位です。もとになるW(ワット)という単位そのものは仕事率で、Whはそれに 時間(時)を掛けたものです。国土交通省の資料は、このWhをワット時定格量と呼んでいます。

単位の書き方にも決まりがあります。Whの、Wは大文字・hは小文字です。大文字と小文字を入れ替えると、別の単位に読める場合があります。

100Whと160Whの線は、どこで決まっているか

この2つの数を決めているのは、法律ではなく、告示(運輸省告示第572号/ 国土交通省告示第581号による改正)の別表第18です。航空法にも、その下にある 施行規則にも、モバイルバッテリーという言葉もWhという言葉も出てきません。数は この告示の別表にしかありません。別表第18は、令和8年4月24日から適用されています。

機内への持ち込み方

パワーバンクと予備の電池は、預ける荷物ではなく、必ず機内に持ち込みます。告示は、この2つを預ける荷物に入れることを認めていません。

国土交通省の資料は最後にこう書いています。 「航空会社によって、より厳しいルールを設けている場合がありますので、各航空会社の指示に従ってください。」 最終的な確認は、利用する航空会社の案内で行います。

数値の出どころ: 航空機による爆発物等の輸送基準等を定める告示 別表第18(新しいタブで開きます)(国土交通省、令和8年4月24日適用)。換算式と作例は国土交通省「モバイルバッテリーの機内持込みの新たなルールについて」(新しいタブで開きます)(令和8年4月14日、別紙1)から。