調べて分かる道具箱

kW・馬力の変換

1仏馬力 = 735.49875 W ちょうど。数を入れると、3種類の馬力とキロワットが同時に出ます。

変換結果
単位
仏馬力PS・75kgf·m/s = 735.49875W ちょうど・日本の「馬力」100
キロワットkW・カタログの表記はこれ73.55
英馬力HP・550ft·lbf/s = 745.69987W・米英の表記98.63
電気馬力746W ちょうど・モーターの定格に使う別定義98.59
ワットW・仕事率のSI単位73,550

よくある質問

100馬力は何キロワットですか?

73.549875キロワットです。日本で「馬力」と書かれていれば仏馬力(PS)を指し、1馬力 = 735.49875ワットちょうどと決まっています。米英の英馬力(HP)で計算すると74.57キロワットになり、1キロワットぶん違います。

PSとHPは何が違うのですか?

定義が違う別の単位です。仏馬力(PS)は75キログラムのものを毎秒1メートル持ち上げる仕事率、英馬力(HP)は550重量ポンドフィート毎秒です。英馬力のほうが1.39パーセント大きく、同じ「100馬力」でも1.4馬力ぶん食い違います。

1馬力とはどのくらいの力ですか?

75キログラムのものを1秒間に1メートル持ち上げ続ける仕事率です。体重75キロの人が1秒で1メートルぶん階段を駆け上がる速さに相当します。人間が短時間に出せる最大がおおよそ1馬力程度と言われます。

電気馬力とは何ですか?

746ワットちょうどと定めた別の馬力です。モーターの定格表示で使われます。仏馬力(735.5W)とも英馬力(745.7W)とも一致しないので、モーターのカタログの馬力を車の馬力と同じものとして扱うと合いません。

なぜ車のカタログはキロワットで書いてあるのですか?

キロワットが国際単位系(SI)の仕事率の単位だからです。馬力は国や分野によって定義が分かれる単位で、キロワットにはその曖昧さがありません。カタログでキロワットと馬力が併記されている場合、馬力のほうは仏馬力です。

「馬力」は1つの単位ではありません

同じ「馬力」と書かれていても、中身は3種類あります。 この計算機がすべてを同時に出しているのは、 どれで書かれた数字なのかを外から見分けられないためです。

仏馬力(PS)は、75キログラムのものを毎秒1メートル持ち上げる仕事率です。 重力加速度に 9.80665 という定義値を使うので、75 × 9.80665 = 735.49875 ワットちょうどになります。日本やヨーロッパの車の表記はこれです。

英馬力(HP)は、550重量ポンドを毎秒1フィート持ち上げる仕事率で、 745.69987… ワットです。米英の表記に出てきます。仏馬力より1.39パーセント大きく、 たとえば300馬力の車なら、どちらで読むかで4馬力ぶん変わります。

電気馬力は746ワットちょうどと決めたもので、モーターの定格に使われます。 端数を落とした扱いやすい値ですが、上の2つのどちらとも一致しません。

なぜ端数の無い値で計算できるのか

735.49875 という数字は測って決めたものではありません。 重力加速度として使う 9.80665 メートル毎秒毎秒が、 1901年の国際度量衡総会で定義値として決められているためです。

測定値であれば桁を増やすほど不確かさが出ますが、定義値どうしの積は厳密に決まります。 英馬力も同じで、1フィート = 0.3048メートル、1ポンド = 0.45359237キログラムという 定義値から 745.69987158227022 ワットが一意に決まります。 このサイトが近似値を使わないのは、こうした検算が通る状態を保つためです。

馬という単位の由来

馬力はもともと、蒸気機関がどれだけの馬の代わりになるかを示すために作られた単位です。 炭鉱で荷を引き上げていた馬の仕事量を基準にしたと伝えられています。 機械の性能を、当時の人が体感で分かる「馬何頭ぶん」に翻訳する目的の単位でした。

実際の馬が継続して出せる仕事率は1馬力よりも小さいという指摘もありますが、 単位としての値は定義で固定されているので、生き物の馬の能力とは切り離して考えてかまいません。