調べて分かる道具箱

大さじ・小さじ・カップ・合の換算

変換結果
単位値
ミリリットルmL・cc と同じ量15
シーシーcc・1立方センチメートル15
小さじ5mL・法律の単位ではない3
大さじ15mL・小さじ3杯1
カップ(日本)200mL・小さじ40杯0.075
合ごう・升の10分の1・180.39mL0.08315
炊飯器のカップすりきり180mL・1合ぶんとして付属0.08333
リットルL・1辺10cmの立方体0.015
カップ(米・レシピ)US cup・8液量オンス0.0634
カップ(米・栄養表示)240mL・米国の法令が決めた値0.0625
大さじ(米)US tbsp・2分の1液量オンス1.01
小さじ(米)US tsp・大さじの3分の13.04
液量オンス(米)US fl oz・ガロンの128分の10.5072

よくある質問

大さじ1杯は何ミリリットル(何cc)ですか?

15ミリリットル(15cc)です。小さじ1は5ミリリットルで、大さじ1はそのちょうど3杯ぶん。カップ(日本)は200ミリリットルなので、小さじなら40杯、大さじなら13杯と3分の1になります。ただし大さじ・小さじ・カップは法律で決まった単位ではなく、1948年に香川綾が作った計量スプーンと計量カップが広まって、事実上の決まりになったものです。

アメリカのレシピの1カップは何ミリリットルですか?

料理のレシピなら約236.6ミリリットルです。アメリカのカップは1ガロンの16分の1(=8液量オンス)と決まっていて、日本の200ミリリットルより36.6ミリリットル、大さじ2.4杯ぶん多くなります。ややこしいことに、食品パッケージの栄養成分表示に出てくる「1 cup」は別で、法令が240ミリリットルちょうどと定めています。

1合は何ミリリットルですか?

180.3906…ミリリットルです。1合は1升の10分の1で、1升は計量法施行法が「立方メートルの1,331,000分の2,401」と定めています。1331は11の3乗、2401は7の4乗なので割り切れません。炊飯器に付いてくる計量カップは、すりきり180ミリリットルちょうどを1合として作られていて、0.39ミリリットルだけ少なめです。

米1合は何グラムですか?

炊く前の生米で約150グラムです。炊くと約340グラムになります。農林水産省は「ご飯(重量)=お米(重量)×2.2〜2.3」という式を示していて、1合150グラムなら330〜345グラムの計算です。炊く前と炊いた後は別の重さなので、レシピの「米150グラム」と「ごはん150グラム」を取り違えると量が倍以上変わります。

大さじ1杯は何グラムですか?

材料によって違います。しょうゆ・みりん・みそは18グラム、上白糖は9グラム、油とマヨネーズは12グラムです。同じ塩でも、さらさらした精製塩は18グラム、粒の粗いあら塩は15グラムと1杯で3グラム違います。大さじは体積を計る道具なので、重さは材料の詰まり具合しだいで変わるからです。

ccとミリリットルは違うものですか?

同じ量です。1ccは1立方センチメートルのことで、1リットル=1立方デシメートルと決められているので、1cc=1ミリリットルになります。昔の料理の本が「200cc」「大さじ15cc」と書いているのは当時の表記の習慣で、量そのものは今と変わりません。

大さじ・小さじ・カップ・合を、1つ入れると全部同時に出します。 アメリカの1カップは236.6ミリリットルで、 日本の200ミリリットルとは別のものです。

大さじ・小さじ・カップは、法律で決まった単位ではありません

意外に思われるかもしれませんが、大さじも小さじもカップも、いまの計量法にも、その前の度量衡法にも出てきません。 いま全国どこでも同じ量になっているのは、1948(昭和23)年に香川綾(かがわ あや)という人が決めたからです。

香川綾は、のちに女子栄養大学となる学校を作った人です。戦後の日本は、 メートル法と昔ながらの尺貫法、それにアメリカから来たポンド法が入り乱れていました。 そこで綾は新潟県の燕(つばめ)市で、200ccの計量カップと、30cc・15cc・5ccの計量スプーンを試作します。 さらに文部省や農林省の担当者と相談し、「普及させるには種類が少ない方がよい」ということで、 スプーンは15ccと5ccの2種類に絞られました。これが大さじと小さじです。

面白いのは、それ以前の「大さじ」は30cc、いまの2杯ぶんだったことです。 当時はスープスプーン30ccを大さじ、デザートスプーン18ccを中さじ、 ティースプーン6ccを小さじと呼んで計っていました。 しかも法律で決まっていないので、デザートスプーンでも13ccのものがあったり、まちまちでした。 計量カップもまだ無く、一合ますや一升ますで計っていたそうです。

つまり「大さじ1」は、法律が決めた単位ではなく、みんなが同じ道具を使うようになって初めて通じるようになった約束です。 出どころは香川栄養学園「味のものさし と 計量スプーン 計量カップ」(新しいタブで開きます)で、当時の試作品の写真も載っています。

アメリカの1カップは236.6ミリリットル。日本のカップでは足りません

海外のレシピをそのまま作ると、味が薄かったり生地がゆるかったりします。カップの大きさが違うからです。アメリカのカップは1ガロンの16分の1(=8液量オンス)と決まっていて、236.5882ミリリットル。 日本の200ミリリットルより36.6ミリリットル、大さじ2.4杯ぶん多いことになります。

日本のカップで「1カップ」を計ると、本来の85%しか入りません。 3カップ使うレシピなら110ミリリットル── 半カップぶん近く足りない計算です。

アメリカには、量の違うカップが2つあります

さらにややこしいのは、同じ国の中に2つのカップがあることです。 食品のパッケージにある栄養成分表示の「1 cup」は、 アメリカの法令が240ミリリットルちょうどと決めています (21 CFR 101.9(b)(5)(viii)(新しいタブで開きます))。料理のカップとは3.41ミリリットル違います。 日本語のサイトが「アメリカのカップは約240mL」と書いていたら、それは表示用の値で、レシピの1カップとは別のものです。

大さじも少しだけ違います。アメリカの大さじは2分の1液量オンス=14.7868ミリリットルで、 日本の15ミリリットルより0.21ミリリットル小さい。 ただし、アメリカの計量の元締めである NIST(アメリカ国立標準技術研究所)自身が、この2つを「imprecise units(正確でない単位)」と呼び、 ミリリットルへの換算は最も近い整数に丸めてある、と断っています。 本家が正確でないと認めている単位なので、この0.2ミリリットルは気にしなくてよい、というのが答えです。

1合は180ミリリットルではなく、180.3907ミリリットルです

1合は1升の10分の1で、1升は2401/1331リットルと法律に書かれています。10で割った1合は2401/13310リットル=180.3907ミリリットル。1331は11の3乗、2401は7の4乗なので、この分数は割り切れません。 だから1合は大さじ12.026杯という 半端な量になり、きりのいい杯数では計れません。

ところが炊飯器に付いてくるカップは、すりきり180ミリリットルちょうどで作られています。 パナソニックは「付属の計量カップは、すりきりで『1合/180ml』になります」、 東芝は「付属の計量カップはすりきりで180mL(1合)=お米約150gです」と説明しています。 本来の1合との差は0.39ミリリットル。5合炊いても 2ミリリットルにしかならず、水加減のばらつきのほうがずっと大きいので、 ここは丸めても困りません。

困るのは、市販の200ミリリットルのカップでお米を計ったときです。 1合のつもりが1.11合、 3合炊くつもりなら3.3合ぶん入ってしまいます。 炊飯器の水の目盛りは合で刻まれているので、水が足りず、かたく炊き上がります。お米は付属のカップで計ってください。

グラムは材料ごとに違います。出典のある材料だけ載せます

大さじ・小さじはかさ(体積)を計る道具なので、何グラムになるかは材料しだいです。ここに出すのは、 女子栄養大学を作った香川栄養学園が公開している表の値をそのまま写したものです。およその値で、厳密に決まった数ではありません。

大さじ・小さじ1杯の重さ
材料小さじ15mL大さじ115mL
水5g15g
酢5g15g
酒5g15g
しょうゆ6g18g
みりん6g18g
みそ6g18g
食塩・精製塩6g18g
あら塩(並塩)5g15g
上白糖3g9g
グラニュー糖4g12g
トマトケチャップ6g18g
ウスターソース6g18g
マヨネーズ4g12g
油4g12g

この表で面白いのは塩です。同じ塩でも、さらさらした精製塩は小さじ6グラム、粒の粗いあら塩(並塩)は5グラムで、1杯で1グラム違います。粒が粗いほど、すきまが増えて軽くなるからです。 砂糖も同じで、上白糖は小さじ3グラム、グラニュー糖は4グラム。「小さじ1」と書いてあっても、入る塩の量は同じではありません。

カップ1杯のグラムは、ここには出しません。出典の表に載っていないからです。小さじの40倍にすれば数字は作れますが、 粉ものはカップに入れたときの詰まり具合で変わるので、それは計算であって出典ではありません。

「塩少々」は、人によって5倍ちがいます

レシピの「少々」は何グラムなのか。女子栄養大学短期大学部の調理学研究室が、40人が5回ずつ、実際に指でつまんで量るという測定をしています。 結果は「塩少々」(親指と人差し指)が平均0.2グラム、 いちばん少ない人で0.1グラム、多い人で0.5グラム。「ひとつまみ」(親指・人差し指・中指)は平均0.5グラムで、 0.2グラムから0.9グラムまで開きがありました。

同じ人でも、そのときのつまみ方で0.1〜0.2グラム変わり、 最大で0.4グラム違った人もいたそうです。 つまり「少々」は人によっても、そのときによっても違う量で、 味を決める塩をそこで計るのは難しい、ということになります。 自分の「少々」が何グラムなのかを一度量ってみると、レシピの読み方が変わります。

米1合は、炊く前が約150グラム・炊いた後が約340グラム

お米は炊くと水を吸って倍以上に重くなります。 農林水産省は「ご飯(重量)=お米(重量)×2.2〜2.3」という式を示していて、1合150グラムなら、炊きあがりは330〜345グラム (およそ340グラム)になります。

大事なのは、この2つを混ぜないことです。レシピに「米150g」とあれば炊く前の、「ごはん150g」とあれば炊いた後の重さです。 同じ150グラムでも、前者は1合ぶん、後者は1合の半分にも足りません。取り違えると量が2倍以上ずれます。

数値の出どころ: 大さじ・小さじ・カップと重さの表は香川栄養学園「味のものさし と 計量スプーン 計量カップ」(新しいタブで開きます)(表のもとは「調理のためのベーシックデータ第5版」女子栄養大学出版部)、 升と合は計量法施行法と明治42年の官報、アメリカのカップと大さじはNIST Handbook 44 Appendix C(新しいタブで開きます)と 21 CFR 101.9、米の重さは農林水産省「消費者の部屋 こどもそうだん」(新しいタブで開きます)から取っています。かさの換算に使った係数はすべて厳密な定義値で、 グラムだけは材料ごとの「およその値」です。