調べて分かる道具箱

全国の方言地図 ── 「すてる」は何と言う?

ことばの札

「すてる」の言(い)い方(かた)

地図(ちず)を見(み)ると、多(おお)いしるしはつぎのとおりです(このページで地図(ちず)を見(み)て読(よ)んだもの)。

  • ナゲル青(あお)いしるし(NAGERU など)は、北海道(ほっかいどう)と東北(とうほく)に多(おお)くあります。
  • ウッチャル・ブチャル緑(みどり)のしるし(UCCYARU・BUCYARU など)は、関東(かんとう)とそのまわりに多(おお)くあります。
  • ホカルしるし(HOKARU など)は、中部(ちゅうぶ)に多(おお)くあります。
  • ホカスしるし(HOKASU など)は、近畿(きんき)に多(おお)くあります。
  • ステルしるし(SUTERU など)は、中国(ちゅうごく)・四国(しこく)などに多(おお)くあります。
  • ウシツル・ウシツッ・スツルしるし(USICURU・USICUT・SUCURU など)は、九州(きゅうしゅう)に多(おお)くあります。

しるしの形(かたち)と凡例(はんれい)の字(じ)は、大(おお)きな地図(ちず)で見(み)ると読(よ)めます。 大きな地図(PDF)を開く(新しいタブで開きます)

この地図(ちず)は、『日本言語地図(にほんげんごちず)』の調査(ちょうさ)(1957〜1965年(ねん)・全国(ぜんこく)2400地点(ちてん))で、人(ひと)に会(あ)って聞(き)いた答(こた)えの記録(きろく)です。いまの言(い)い方(かた)は、まわりの人(ひと)に聞(き)いてみよう。

聞(き)いたこと(質問文(しつもんぶん))── いらなくなったものを,ごみためへ持(も)って行(い)って,どうすると言(い)いますか。

国立国語研究所『日本言語地図』第62図の地図
地図(ちず)62「すてる(捨(す)てる)」(国立国語研究所(こくりつこくごけんきゅうじょ)『日本言語地図(にほんげんごちず)』第(だい)2集(しゅう))

地図(ちず)の画像(がぞう)は、国立国語研究所(こくりつこくごけんきゅうじょ)『日本言語地図(にほんげんごちず)』第(だい)2集(しゅう)第(だい)62図(ず)(パブリック・ドメイン・マーク 1.0)を縮(ちぢ)めて使(つか)っています。言(い)い方(かた)のかなは、凡例(はんれい)のローマ字(じ)をこのページで書(か)き直(なお)したものです。

やってみる

1問目 / 全3問

地図62「すてる」で、北海道と東北に多い青いしるしの言い方は?

よくある質問

方言とは何ですか?

中学校の学習指導要領の解説(文部科学省)は、「共通語は地域を越えて通じる言葉であり,方言はある地域に限って使用される言葉」と説明しています。このページの地図は、同じ意味の言葉を全国でどう言うかを聞いた記録で、国立国語研究所『日本言語地図』の調査(1957〜1965年・全国2400地点)で集められました。

方言と共通語のちがいは?

小学校では5・6年の国語で「共通語と方言との違いを理解すること。」を学びます。学習指導要領の解説(文部科学省)は「共通語と方言とを比較,対照させながら違いを理解し,それぞれの特質とよさを知り」と書いています。中学校の解説は、共通語を「地域を越えて通じる言葉」、方言を「ある地域に限って使用される言葉」と説明しています。

方言の地図は、どこで見られますか?

国立国語研究所が『日本言語地図』全6集300図の画像を公開しています。第1〜2集はパブリック・ドメイン・マーク 1.0、第3〜6集はクリエイティブ・コモンズ 表示 4.0 で提供されています。このページの6枚の地図も、そこから縮めて使っています。

方言は何年生で習いますか?

小学校の学習指導要領では5・6年の国語に「共通語と方言との違いを理解すること。」、中学校では1年の国語に「共通語と方言の果たす役割について理解すること。」があります(文部科学省)。

方言の自由研究は、どう調べますか?

このページの地図には、調べたときの質問文が書いてあります。同じ質問を家の人や近所の人にして、答えをかなで書きとめると、1957〜1965年の記録とくらべられます。『日本言語地図』も、調べる人がその土地の人に会って聞く面接調査で作られました。

同(おな)じ意味(いみ)のことばでも、地方(ちほう)によって言(い)い方(かた)がちがいます。このページの地図(ちず)は、国立国語研究所(こくりつこくごけんきゅうじょ)の『日本言語地図(にほんげんごちず)』です。調査(ちょうさ)は1957〜1965年(ねん)に全国(ぜんこく)の2400地点(ちてん)で行(おこな)われ、聞(き)いた答(こた)えを地点(ちてん)ごとのしるしで地図(ちず)にしています。

方言(ほうげん)と共通語(きょうつうご)

中学校(ちゅうがっこう)の学習指導要領(がくしゅうしどうようりょう)の解説(かいせつ)(文部科学省(もんぶかがくしょう))は、「共通語(きょうつうご)は地域(ちいき)を越(こ)えて通(つう)じる言葉(ことば)であり,方言(ほうげん)はある地域(ちいき)に限(かぎ)って使用(しよう)される言葉(ことば)」と説明(せつめい)しています。

小学校(しょうがっこう)では5・6年(ねん)の国語(こくご)で、「共通語(きょうつうご)と方言(ほうげん)との違(ちが)いを理解(りかい)すること。」を学(まな)びます。解説(かいせつ)には「共通語(きょうつうご)と方言(ほうげん)とを比較(ひかく),対照(たいしょう)させながら違(ちが)いを理解(りかい)し,それぞれの特質(とくしつ)とよさを知(し)り」とあります。中学校(ちゅうがっこう)では1年(ねん)で「共通語(きょうつうご)と方言(ほうげん)の果(は)たす役割(やくわり)について理解(りかい)すること。」を学(まな)びます。

方言(ほうげん)の地図(ちず)の読(よ)み方(かた)

言語(げんご)地図(ちず)は、方言(ほうげん)地図(ちず)とも呼(よ)ばれます。『日本言語地図(にほんげんごちず)』は、調(しら)べた地点(ちてん)ごとに、答(こた)えの言(い)い方(かた)をしるしで置(お)いています。どのしるしがどの言(い)い方(かた)かは、地図(ちず)の凡例(はんれい)にローマ字(じ)で書(か)いてあります。

このページの地図(ちず)では、似(に)た言(い)い方(かた)に同(おな)じ色(いろ)のしるしが使(つか)われています。同(おな)じ色(いろ)でも、しるしの形(かたち)がちがえば別(べつ)の言(い)い方(かた)です。色(いろ)のかたまりを見(み)ると、どの地方(ちほう)にどの言(い)い方(かた)が多(おお)いかがつかめます。同(おな)じ県(けん)の中(なか)でも、ちがうしるしの地点(ちてん)があります。

地図(ちず)の中(なか)には、調(しら)べたときの質問文(しつもんぶん)も書(か)いてあります。答(こた)えは、その質問(しつもん)への答(こた)えです。

『日本言語地図(にほんげんごちず)』の調(しら)べ方(かた)

調査(ちょうさ)は1957〜1965年(ねん)に行(おこな)われ、調査(ちょうさ)地点(ちてん)は2400、調(しら)べた項目(こうもく)は285です。どれも、調(しら)べる人(ひと)がその土地(とち)の人(ひと)に会(あ)って聞(き)く面接調査(めんせつちょうさ)でした。

結果(けっか)は、1966年(ねん)から1974年(ねん)にかけて、全(ぜん)6集(しゅう)・300図(ず)の『日本言語地図(にほんげんごちず)』として出(で)ました。いまは国立国語研究所(こくりつこくごけんきゅうじょ)が、300図(ず)の画像(がぞう)を公開(こうかい)しています。

このページの地図(ちず)は、その年(とし)に聞(き)いた答(こた)えの記録(きろく)です。いまの言(い)い方(かた)とちがうこともあります。

自分(じぶん)で調(しら)べてみよう

小学校(しょうがっこう)の国語(こくご)の授業(じゅぎょう)には、本(ほん)で調(しら)べて方言(ほうげん)の分布図(ぶんぷず)を作(つく)る学習(がくしゅう)もあります(広島県(ひろしまけん)の小学校(しょうがっこう)の学(まな)びづくり案(あん))。

地図(ちず)の質問文(しつもんぶん)を使(つか)って、家(いえ)の人(ひと)や近所(きんじょ)の人(ひと)に同(おな)じことを聞(き)き、答(こた)えをかなで書(か)きとめると、1957〜1965年(ねん)の記録(きろく)とくらべられます。聞(き)いた人(ひと)が育(そだ)った土地(とち)も書(か)いておくと、地図(ちず)に置(お)けます。

出典(しゅってん)(14件(けん))

国立国語研究所『日本言語地図』地図画像(第1〜2集 パブリック・ドメイン・マーク 1.0/第3〜6集 CC BY 4.0)(2026-10-16 に見た文)(新しいタブで開きます)

国立国語研究所「日本言語地図 第2集 第62図 すてる(捨てる)」(2026-10-16 に取得した版)・パブリック・ドメイン・マーク 1.0・縮めて使用(新しいタブで開きます)

国立国語研究所「日本言語地図 第1集 第39図 しおからい(鹹い)」(2026-10-16 に取得した版)・パブリック・ドメイン・マーク 1.0・縮めて使用(新しいタブで開きます)

国立国語研究所「日本言語地図 第3集 第127図 しもやけ(凍傷)」(2026-10-16 に取得した版)・CC BY 4.0・縮めて使用(新しいタブで開きます)

国立国語研究所「日本言語地図 第5集 第231図 とんぼ(蜻蛉)」(2026-10-16 に取得した版)・CC BY 4.0・縮めて使用(新しいタブで開きます)

国立国語研究所「日本言語地図 第2集 第61図 ナオスを"片付ける・しまう"の意味で使うか」(2026-10-16 に取得した版)・パブリック・ドメイン・マーク 1.0・縮めて使用(新しいタブで開きます)

国立国語研究所「日本言語地図 第1集 第44図 コワイを"疲れた"の意味で使うか」(2026-10-16 に取得した版)・パブリック・ドメイン・マーク 1.0・縮めて使用(新しいタブで開きます)

国立国語研究所 刊行物『日本言語地図』(2026-10-16 に見た文)(新しいタブで開きます)

『日本言語地図』データベース TOP(調査の年・地点の数・面接調査)(2026-10-16 に見た文)(新しいタブで開きます)

文部科学省「【国語編】小学校学習指導要領(平成29年告示)解説」第5学年及び第6学年 (3)ウ(2026-09-23 に取得した版)(新しいタブで開きます)

文部科学省「中学校学習指導要領(平成29年告示)解説 国語編」p.49・51(2026-10-16 に取得した版)(新しいタブで開きます)

広島県「国語科学びづくり案(福山市立霞小学校)」(2026-10-16 に取得した版)(新しいタブで開きます)

クリエイティブ・コモンズ 表示 4.0 国際(2026-10-16 に見た文)(新しいタブで開きます)

クリエイティブ・コモンズ パブリック・ドメイン・マーク 1.0(2026-10-16 に見た文)(新しいタブで開きます)