調べて分かる道具箱

英単語の音節を数える

ためす文をえらぶ

数えた結果

音節の合計
18音節数えられた語 8語ぶん。この文のすべての語を数えました
辞書と突き合わせた結果
3語が辞書と食い違いました(business、every、science)辞書で確かめてある語だけを突き合わせています。ほかの語は、答えのままにしています

この数え方は、外れることがあります。つづりの母音字を見ているだけで、発音を知っているわけではないからです。 正確な音節の数は、辞書を引いて発音表記の区切りを見てください。

語ごとに見る

語ごとの、この規則の答えと辞書の答え
語区切った形この規則辞書(確かめた語だけ)
peoplepeo-ple2✓ 2音節(ˈpē-pəl) / ピープル は4拍(ピ・ー・プ・ル)
businessbu-si-ness3ちがいます 2音節(ˈbiz-nəs) / ビジネス は4拍(ビ・ジ・ネ・ス)
chocolatecho-co-late3✓ 2か3音節(ˈchä-k(ə-)lət) / チョコレート は5拍(チョ・コ・レ・ー・ト)
makemake1✓ 1音節(ˈmāk) / メイク は3拍(メ・イ・ク)
tableta-ble2✓ 2音節(ˈtā-bəl) / テーブル は4拍(テ・ー・ブ・ル)
everye-ve-ry3ちがいます 2音節(ˈev-rē)
cameraca-me-ra3✓ 2か3音節(ˈkam-rə(ˈka-mə-rə とも)) / カメラ は3拍(カ・メ・ラ)
sciencescience1ちがいます 2音節(ˈsī-ən(t)s) / サイエンス は5拍(サ・イ・エ・ン・ス)

よくある質問

people はなぜ2音節なのですか?

つづりの字数と、音のかたまりの数が別物だからです。people の発音は ˈpē-pəl で、区切りは peo と ple の2つです。カタカナの「ピープル」は4拍あるので、日本語を先に覚えた人には4つに感じられます。でも英語では ple の部分がまとめて1つの音のかたまりで、そこに母音の字は e しかありません。音節は「母音の音を1つ持つ、ひとかたまりの音」なので2つになります。

日本語の「拍」と英語の「音節」は何が違うのですか?

ものさしそのものが違います。拍(モーラ)は仮名1文字ぶんの長さで、「ん」「っ」や伸ばす「ー」もそれぞれ1拍と数えます。音節は「母音の音を中心にした、ひとかたまりの音」で、その前後に子音がいくつ付いても1つのままです。だから英語の strike は子音が str と k で挟まれていても1音節ですが、カタカナで「ストライク」と書くと5拍になります。仮名は子音だけを書く方法をほとんど持たないので、子音のたびに母音が足されて数が増えます。

このツールの数え方は正確ですか?

正確ではありません。ここでやっているのは、つづりに出てくる母音字のかたまりを数える方法で、実際の発音を知っているわけではないからです。辞書で確かめた15語に当てはめたところ、15語のうち11語は合いましたが、business・every・science・areaの4語は外れました。多く数える側にも少なく数える側にも外れます。正確な音節の数が必要なときは、辞書を引いて発音表記の区切りを見てください。

辞書の見出しにある「peo·ple」の点は、音節の区切りではないのですか?

違います。Merriam-Webster は、見出しの中黒について「音節の区切りを示すとは限らない(これはよくある思い込みです)。単に行末で改行してよい場所です」と書いています。音節の区切りは発音表記のほうのハイフンで示されます。実際 interesting の見出しは in·ter·est·ing と4つに割れていますが、発音は3音節にも4音節にもなります。camera の見出しは cam·era の2つですが、発音は3音節にもなります。

同じ単語なのに、音節の数が2通りあるのはなぜですか?

読み方が1つに決まっていない語があるからです。chocolate の発音表記は ˈchä-k(ə-)lət で、かっこの中は「あってもなくてもよい」という意味です。入れて読めば3音節、抜いて読めば2音節になります。camera も同じ辞書の中に ˈkam-rə(ˈka-mə-rə とも) の2通りが並んでいます。辞書が違えば区切り方が違うこともあります。「この語は必ずN音節」と言い切れない語がある、ということです。

英語で俳句を書くときも、5・7・5にすればよいですか?

決まった作法があるとは言えません。日本の俳句が数えているのは拍で、英語の音節とは別のものさしです。アメリカの俳句協会(Haiku Society of America)が公開している俳句の定義には、行数も音節数も書かれていません。5・7・5の音節で書く流儀もあれば、そうしない流儀もあります。このページは行ごとの音節数を出すだけです。

貼り付けた文章はどこかに送られますか?

送られません。この道具はブラウザの中だけで動いていて、文章がサーバーへ届く経路そのものがありません。ブラウザの開発者ツールで通信の記録を開いたまま入力しても、文字を打つたびの送信は1件も出ません。人に見せていない詩や作文でも、そのまま貼り付けられます。

英単語の音節(シラブル)の数と、区切った形を出します。カタカナの拍数と並べて出すので、 カタカナで数えるとたいていずれる理由が分かります。

カタカナで数えると、12語のうち11語でずれました

ここがこのページの本体です。people は2音節(ˈpē-pəl)。 カタカナの「ピープル」は4拍あるので、 日本語を先に覚えた人には4つに感じられます。

business も2音節です(ˈbiz-nəs)。 つづりには母音字が u・i・e と3つ並んでいますが、まん中の i は発音されません。「ビジネス」は4拍です。chocolate は2音節にも3音節にもなり(ˈchä-k(ə-)lət)、 「チョコレート」は5拍です。

いちばん差が大きいのは strike でした。英語では1音節なのに、「ストライク」は5拍── ス・ト・ラ・イ・クと、5つに割れます。

辞書で確かめた語の、音節数とカタカナの拍数
語音節カタカナ拍差
strike1ス・ト・ラ・イ・ク5+4
chocolate2か3チョ・コ・レ・ー・ト5+3
Christmas2ク・リ・ス・マ・ス5+3
science2サ・イ・エ・ン・ス5+3
business2ビ・ジ・ネ・ス4+2
make1メ・イ・ク3+2
milk1ミ・ル・ク3+2
people2ピ・ー・プ・ル4+2
table2テ・ー・ブ・ル4+2
camera2か3カ・メ・ラ3+1
little2リ・ト・ル3+1
area3エ・リ・ア3なし

音節数は辞書の発音表記から取り、拍は仮名の数え方の決まりで数えています。 カタカナ表記は日本語でよく使われる形で、書き方がゆれることがあります。

なぜ、こうなるのでしょうか

拍と音節は、そもそも測っているものが違います。拍は仮名1文字ぶんの長さで、「ん」も「っ」も伸ばす「ー」も それぞれ1拍と数えます。音節は「母音の音を1つ持つ、ひとかたまりの音」で、 その前後に子音がいくつ付いても1つのままです。

ここに仮名のしくみが効いてきます。 仮名は「か」のように子音と母音が最初から1つに合わさっていて、 子音だけを書く方法をほとんど持っていません(「ん」と「っ」がわずかな例外です)。 だから strike の str という3つ続いた子音を仮名で書こうとすると、 「ス」「ト」と子音のたびに母音を足すことになります。足された母音のぶんだけ、拍が増えるわけです。

ただし「必ずずれる」わけではありません。上の表で差が無かったのは area です。area は3音節で、「エリア」も3拍。たまたま同じ数になっただけで、合う語があるからといって計算式があるわけではありません。「カタカナの拍数から音節数を出す計算式」は作れません。別のものさしどうしなので、換算そのものが成り立たないのです。

この数え方の規則を、そのまま出します

この道具が使っているのは、つづりに出てくる母音字を見る方法です。 発音を知っているわけではないので、隠さず全部書きます。次の4つだけです。

1. 母音字のかたまりを1つと数える
a・i・u・e・o を母音字とします。y は語の先頭以外にあるときだけ母音字として数えます。隣り合って並んでいるものは、まとめて1つと数えます。brown は o と w のうち母音字は o だけなので 1。rain は ai がひとかたまりなので 1。happy は a と y で 2。
2. 語尾の e は数えない
語尾の e は読まないことが多いので、1つ引きます。ただし母音字のかたまりが1つしか無いときは引きません(引くと0になってしまうため)。make は a と e で 2 ですが、語尾の e を引いて 1。the は母音字のかたまりが e ひとつだけなので引かず 1。
3. 語尾が「le」で、その前が子音字なら1つ足す
語尾の e を引いたあとに使う規則です。子音字+le で終わる語は、その部分がもうひとつの音節になります。table は e を引いて 1、そこに ble のぶんを足して 2。whale は le の前が a(母音字)なので足さず 1。
4. どれだけ引いても0にはしない
引き算の結果が0になったときは1に戻します。語がある以上、音節が0ということはないからです。母音字が1つも無い語(shh など)はここで 1 になります。

この数え方は、外れることがあります

「正確に数えられます」とは書きません。上の4つの規則を、辞書で確かめた15語に当てはめてみると、15語のうち11語は合いましたが、4語は外れました。 しかも多く数える側にも、少なく数える側にも外れます。

この規則が外した語と、その理由
語この規則辞書なぜ外れるか
business32つづりには母音字が u・i・e と3つあるのに、まん中の i を発音しないので2音節。つづりを見ているかぎり見分けられない。
every32まん中の e を発音しないので2音節。business と同じつまずき方で、多く数えすぎる。
science12ie がひとかたまりに見えるが、実際は2つに割れて発音される。少なく数えすぎる側の例。
area23ea がひとかたまりに見えるが、実際は2つに割れて発音される。拍数と同じ3になる珍しい語でもある。

外れ方には向きがあります。business と every は発音されない母音字があるので多く数えすぎ、 science と area はひとかたまりに見える母音字が2つに割れるので少なく数えすぎます。つづりを見ているかぎり、 どちらも見分けようがありません。正確な数が必要なときは、辞書を引いてください。

⭐ 辞書の見出しにある点は、音節の区切りではありません

調べていて、いちばん驚いたのがこれです。辞書の見出しに出てくるpeo·ple のような点は、音節の区切りだと思われがちですが、そうではありません。Merriam-Webster(メリアム・ウェブスター)自身が解説記事(新しいタブで開きます)で、はっきりこう書いています。

「これらは音節の区切りを示すとは限りません(これがよくある思い込みです)。 単に行末で改行してよい場所にすぎません。」 「語の音節の分かれ方は、発音表記のほうにあるハイフンで示されます。」

つまり中黒は印刷のための印で、 本を組むときに行末で単語を切ってよい位置を示しています。 だからこのページの音節数は、中黒の数ではなく発音表記のハイフンの数から取っています。

実際に食い違います。interesting の見出しはin·ter·est·ingと4つに割れていますが、発音は ˈin-t(ə-)rə-stiŋ で3音節にも4音節にもなります。 camera の見出しはcam·eraの2つですが、発音は ˈkam-rə(ˈka-mə-rə とも) で3音節にもなります。 同じ辞書の中で、点の数と音節の数が合っていないわけです。

辞書によって、区切りが違う語があります

音節の区切りは、どの辞書も同じ、というものではありません。同じ辞書の中にすら、2通り載っている語があります。ˈchä-k(ə-)lət のかっこは「あってもなくてもよい」という意味で、 入れて読めば3音節、抜いて読めば2音節です。

この道具で2通りの音節数が出るのは、いまのところ chocolate・camera・interesting の3語です。読む速さや地域によって母音が1つ抜け落ちることがあり、そこで数が変わります。 「この語は必ずN音節」と言い切れない語がある、ということです。

俳句の五・七・五は「拍」で数えています

日本の俳句が数えているのは拍です。 だから「きっぷ」は3拍(き・っ・ぷ)、「とうきょう」は4拍(と・う・きょ・う)と数えます。 音節で数えるとどちらも2つにしかならないので、答えが変わってしまいます。

ここで面白いのが strike です。「ストライク」だけで5拍なので、日本語ではこれ1語で上五がうまってしまいます。 ところが英語の strike は1音節。 同じ言葉が、ものさしを変えるだけで1にも5にもなるわけです。

では英語で俳句を書くときはどう数えるのか。これは決まっているとは言えません。アメリカの俳句協会(Haiku Society of America(新しいタブで開きます))がいま公開している俳句の定義には、行数も音節数も書かれていません。 音節で5・7・5にする流儀もあれば、そうしない流儀もあります。このページは数を出すだけで、どれが正しいという判断はしません。

入力欄の「3行に分けた例」を押すと、そのことが数字で見えます。 あの3行はこの規則で数えると5・7・5になりますが、 辞書で確かめた語をいちばん短い読み方で数え直すと5・6・5になります。 まん中の行に camera が入っているためで、ˈkam-rə(ˈka-mə-rə とも) のうち短いほうで読むと1つ減ります。同じ3行が、数え方しだいで五・七・五になったりならなかったりするわけです。

数値の出どころ: 音節数と発音表記はMerriam-Webster(メリアム・ウェブスター)(新しいタブで開きます)の各項目(2026-08-15に15語を1語ずつ開いて確認)。 見出しの中黒が音節ではないことは同社の解説記事(新しいタブで開きます)。 拍の数え方は東京外国語大学「東外大言語モジュール」日本語 発音 実践編(新しいタブで開きます)の「拍感覚基礎」から取り、拗音は前の字と合わせて1拍、促音・撥音・長音はそれぞれ1拍として数えています。 英語の俳句についてはHaiku Society of America の定義(新しいタブで開きます)を見ています。