調べて分かる道具箱

二十四節気はいつ?

調べたい日
この日が入っている節気節気の当日を1日目として数えます
秋分(しゅうぶん)八月中・中気・太陽黄経 180度・秋の彼岸の中日、昼夜がほぼ等しくなる
直近の節気(この節気が始まった瞬間)時刻は中央標準時
秋分 2026年9月23日(水)9時05分この日は秋分の7日目(15日ある期間のうち)
次の節気ここから期間が入れかわります
寒露(かんろ) 2026年10月8日(木)15時29分この日から9日後・秋が深まり野草に冷たい露がむすぶ
この日の太陽黄経正午(中央標準時)のおよその値
約186.0度太陽黄経が15度の倍数になる瞬間が節気です。次の寒露は195度
値の出どころ
国立天文台の暦要項に載っている値です暦要項は前年2月に官報で発表される公式の値で、2001年から2027年までを持っています
太陽黄経の輪立春2月4日雨水2月19日啓蟄3月5日春分3月20日清明4月5日穀雨4月20日立夏5月5日小満5月21日芒種6月6日夏至6月21日小暑7月7日大暑7月23日立秋8月7日処暑8月23日白露9月7日秋分9月23日寒露10月8日霜降10月23日立冬11月7日小雪11月22日大雪12月7日冬至12月22日小寒1月5日大寒1月20日2026年9月29日秋分太陽黄経 約186.0度
図が入りきらないときは、図の上で横に動かせます(キーボードでも動きます)。

上の輪は、太陽黄経を1周360度として15度ずつ24に区切ったものです。右が春分(0度)で、反時計回りに春分 → 夏至 → 秋分 → 冬至と増えます。2026年9月29日の太陽は約186.0度のところにいて、180度(秋分)と195度(寒露)の間にあります。

名前の横の日付は、2026年にその節気に入る日です(国立天文台の暦要項)。

二十四節気の一覧(2026年の日付)

  1. 立春2月4日
    りっしゅん・春・正月節(節気)・太陽黄経315度寒さも峠を越え、春の気配が感じられる
  2. 雨水2月19日
    うすい・春・正月中(中気)・太陽黄経330度陽気がよくなり、雪や氷が溶けて水になり、雪が雨に変わる
  3. 啓蟄3月5日
    けいちつ・春・二月節(節気)・太陽黄経345度冬ごもりしていた地中の虫がはい出てくる
  4. 春分3月20日
    しゅんぶん・春・二月中(中気)・太陽黄経0度太陽が真東から昇って真西に沈み、昼夜がほぼ等しくなる
  5. 清明4月5日
    せいめい・春・三月節(節気)・太陽黄経15度すべてのものが生き生きとして、清らかに見える
  6. 穀雨4月20日
    こくう・春・三月中(中気)・太陽黄経30度穀物をうるおす春雨が降る
  7. 立夏5月5日
    りっか・夏・四月節(節気)・太陽黄経45度夏の気配が感じられる
  8. 小満5月21日
    しょうまん・夏・四月中(中気)・太陽黄経60度すべてのものがしだいにのびて天地に満ち始める
  9. 芒種6月6日
    ぼうしゅ・夏・五月節(節気)・太陽黄経75度稲などの(芒のある)穀物を植える
  10. 夏至6月21日
    げし・夏・五月中(中気)・太陽黄経90度昼の長さが最も長くなる
  11. 小暑7月7日
    しょうしょ・夏・六月節(節気)・太陽黄経105度暑気に入り梅雨のあけるころ
  12. 大暑7月23日
    たいしょ・夏・六月中(中気)・太陽黄経120度夏の暑さがもっとも極まるころ
  13. 立秋8月7日
    りっしゅう・秋・七月節(節気)・太陽黄経135度秋の気配が感じられる
  14. 処暑8月23日
    しょしょ・秋・七月中(中気)・太陽黄経150度暑さがおさまるころ
  15. 白露9月7日
    はくろ・秋・八月節(節気)・太陽黄経165度しらつゆが草に宿る
  16. 秋分9月23日
    しゅうぶん・秋・八月中(中気)・太陽黄経180度秋の彼岸の中日、昼夜がほぼ等しくなる
  17. 寒露10月8日
    かんろ・秋・九月節(節気)・太陽黄経195度秋が深まり野草に冷たい露がむすぶ
  18. 霜降10月23日
    そうこう・秋・九月中(中気)・太陽黄経210度霜が降りるころ
  19. 立冬11月7日
    りっとう・冬・十月節(節気)・太陽黄経225度冬の気配が感じられる
  20. 小雪11月22日
    しょうせつ・冬・十月中(中気)・太陽黄経240度寒くなって雨が雪になる
  21. 大雪12月7日
    たいせつ・冬・十一月節(節気)・太陽黄経255度雪がいよいよ降りつもってくる
  22. 冬至12月22日
    とうじ・冬・十一月中(中気)・太陽黄経270度昼が一年中で一番短くなる
  23. 小寒1月5日
    しょうかん・冬・十二月節(節気)・太陽黄経285度寒の入りで、寒気がましてくる
  24. 大寒1月20日
    だいかん・冬・十二月中(中気)・太陽黄経300度冷気が極まって、最も寒さがつのる

出典: 国立天文台「こよみ用語解説 二十四節気」

日付は国立天文台の暦要項(2001〜2027年)

七十二候の一覧 ── 1つの節気を3つに分けた名前

七十二候は、二十四節気の1つ1つを初候・次候・末候の3つに分けたものです。24×3で72あります。名前は、その時期の気候を表しています。

72の名前を開く
  1. 立春
    初候 東風解凍(氷)(はるかぜこおりをとく)次候 黄鶯睍睆(うぐいすなく)末候 魚上氷(うおこおりをいずる)
  2. 雨水
    初候 土脉潤起(つちのしょううるおいおこる)次候 霞始靆(かすみはじめてたなびく)末候 草木萌動(そうもくめばえいずる)
  3. 啓蟄
    初候 蟄虫啓戸(すごもりむしとをひらく)次候 桃始笑(ももはじめてさく)末候 菜虫化蝶(なむしちょうとなる)
  4. 春分
    初候 雀始巣(すずめはじめてすくう)次候 桜始開(さくらはじめてひらく)末候 雷乃発声(かみなりすなわちこえをはっす)
  5. 清明
    初候 玄鳥至(つばめきたる)次候 鴻雁北(こうがんかえる)末候 虹始見(にじはじめてあらわる)
  6. 穀雨
    初候 葭始生(あしはじめてしょうず)次候 霜止出苗(しもやんでなえいずる)末候 牡丹華(ぼたんはなさく)
  7. 立夏
    初候 蛙始鳴(かわずはじめてなく)次候 蚯蚓出(みみずいずる)末候 竹笋生(たけのこしょうず)
  8. 小満
    初候 蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ)次候 紅花栄(べにばなさかう)末候 麦秋至(むぎのときいたる)
  9. 芒種
    初候 蟷螂生(かまきりしょうず)次候 腐草為蛍(くされたるくさほたるとなる)末候 梅子黄(うめのみきばむ)
  10. 夏至
    初候 乃東枯(なつかれくさかるる)次候 菖蒲華(あやめはなさく)末候 半夏生(はんげしょうず)
  11. 小暑
    初候 温風至(あつかぜいたる)次候 蓮始開(はすはじめてひらく)末候 鷹乃学習(たかすなわちわざをならう)
  12. 大暑
    初候 桐始結花(きりはじめてはなをむすぶ)次候 土潤溽暑(つちうるおうてむしあつし)末候 大雨時行(たいうときどきにふる)
  13. 立秋
    初候 涼風至(すずかぜいたる)次候 寒蝉鳴(ひぐらしなく)末候 蒙霧升降(ふかききりまとう)
  14. 処暑
    初候 綿柎開(わたのはなしべひらく)次候 天地始粛(てんちはじめてさむし)末候 禾乃登(こくものすなわちみのる)
  15. 白露
    初候 草露白(くさのつゆしろし)次候 鶺鴒鳴(せきれいなく)末候 玄鳥去(つばめさる)
  16. 秋分
    初候 雷乃収声(かみなりすなわちこえをおさむ)次候 蟄虫坏戸(むしかくれてとをふさぐ)末候 水始涸(みずはじめてかるる)
  17. 寒露
    初候 鴻雁来(こうがんきたる)次候 菊花開(きくのはなひらく)末候 蟋蟀在戸(きりぎりすとにあり)
  18. 霜降
    初候 霜始降(しもはじめてふる)次候 霎時施(こさめときどきふる)末候 楓蔦黄(もみじつたきばむ)
  19. 立冬
    初候 山茶始開(つばきはじめてひらく)次候 地始凍(ちはじめてこおる)末候 金盞香(きんせんかさく)
  20. 小雪
    初候 虹蔵(蟄)不見(にじかくれてみえず)次候 朔風払葉(きたかぜこのはをはらう)末候 橘始黄(たちばなはじめてきばむ)
  21. 大雪
    初候 閉塞成冬(そらさむくふゆとなる)次候 熊蟄穴(くまあなにこもる)末候 鱖魚群(さけのうおむらがる)
  22. 冬至
    初候 乃東生(なつかれくさしょうず)次候 麋角解(さわしかのつのおつる)末候 雪下出麦(ゆきくだりてむぎのびる)
  23. 小寒
    初候 芹乃栄(せりすなわちさかう)次候 水泉動(しみずあたたかをふくむ)末候 雉始雊(きじはじめてなく)
  24. 大寒
    初候 款冬華(ふきのはなさく)次候 水沢腹堅(さわみずこおりつめる)末候 鶏始乳(にわとりはじめてとやにつく)

七十二候に日にちを割り振っていたのは寛政暦までです(国立天文台 暦Wiki)。

名前とよみは、国立天文台 暦Wiki「季節/七十二候」の表の「宝暦暦以降」の列です。暦Wiki は「漢字やよみについては暦や文献によって差異が見られます。」と書いています。( ) の中は、べつの書き方の字です。

出典: 国立天文台 暦Wiki「季節/七十二候」(新しいタブで開きます)、国立天文台図書室『寶暦 暦法新書』の「七十二候」(72の名前を照らし合わせた画像)(新しいタブで開きます)((C) 国立天文台)

やってみる

1問目 / 全6問

「春分」は、何によって決まるでしょう?

よくある質問

二十四節気とは何ですか?

1年の太陽の位置を24に区切って、それぞれに名前をつけたものです。地球から見た太陽の位置(太陽黄経)は、太陽が空を1年かけて1周する道すじの上のどこにいるかを0度から360度で表したもので、春分はそれがちょうど0度になる瞬間、秋分は180度になる瞬間です。これを15度ずつ24に区切ったものが二十四節気で、立春から始まり、節気と中気が交互に並びます。名前とよみと意味は、国立天文台「こよみ用語解説 二十四節気」のものをこのページの一覧に並べています。

二十四節気の日付は、なぜ年によってずれるのですか?

地球が太陽を1周するのは365.2422日で、こよみの365日より約6時間長いからです。日付ではなく「太陽黄経が15度の倍数になる瞬間」で決まります。国立天文台の暦要項2001年から2027年までの648件を数えると、立春は2月3日と2月4日、春分は3月20日と3月21日、夏至は6月21日と6月22日、秋分は9月22日と9月23日、冬至は12月21日と12月22日に分かれます。もっと長い期間で見れば、春分が3月19日になる年(2092年)や、夏至が6月20日になる年(2056年以降)もあります。「立春は2月4日」と書いた固定の表は、年によって丸ごと1日外れます。

2021年の節分が2月2日だったのはなぜですか?

節分は立春の前日で、2021年の立春が2月3日23時59分だったからです。あと1分遅ければ2月4日でした。国立天文台は「3日でなくなるのは昭和59年(1984)2月4日以来37年ぶり、2日になるのは明治30年(1897)2月2日以来124年ぶり」と説明しています。節分はもともと立春・立夏・立秋・立冬それぞれの前日を指す言葉で、そのうち立春の前日だけが残ったものとされています。

「暦の上では春」なのに寒いのはなぜですか?

理由は3つあります。1つめは、春をいつからいつまでとするかに決まった答えがないこと。国立天文台は「春がいつからいつまでなのかについては、絶対的な定義は存在しません」と書いており、気象庁の予報用語では春は3月から5月です。2つめは、立春が小寒・大寒の直後にあること。国立天文台は「二十四節気は古代の中国北方で成立した概念であり、必ずしも現代の日本の気候にあった表現になっているとは限りません」と書いています。3つめは、気温が日ざしより遅れて動くこと。気象庁の東京の平年値では、日射量が最も小さいのは12月なのに、気温が最も低いのは1月です。

節気と節気の間隔は15日ではないのですか?

15日とはかぎりません。14日から16日の間で変わります。いまの決め方(定気法)は角度を15度ずつ区切るので、地球が速く動く時期は短く、遅く動く時期は長くなるためです。地球は太陽に近い1月上旬に速く、遠い7月上旬に遅く動くので、冬至のまわりは約14.7日、夏至のまわりは約15.7日になります。この差が積み重なって、春分から秋分までは約186.4日、秋分から次の春分までは約178.8日と、1週間以上も違います。

このページの日時はどれくらい正確ですか?

2001年から2027年までは、国立天文台の暦要項に載っている値そのものを持っているので完全に一致します。その外の年は、米海軍天文台が公開している低精度式で計算した概算です。ずれを実測できるのは暦要項がある2001年から2027年までで、その648件では最大17分・平均5分ほど、648件中3件では日付まで食い違いました。節気の瞬間が真夜中の近くに来ることがあるためです。ただしこの「最大17分」は暦要項のある年で測った値なので、それより前や先の年にそのまま当てはめることはできません。米海軍天文台自身はこの式の精度を「2000年の前後2世紀で約1分角」(時間にすると約24分)としており、2000年から離れるほどずれは大きくなります。いずれにせよ正式な値は国立天文台の暦要項をご確認ください。

節気と中気は何が違うのですか?

二十四節気は立春を起点として、奇数番目と偶数番目の2つのグループに分かれます。立春・立夏・立秋・立冬を含む奇数番目が節気(せっき)で、旧暦の各月の前半にあたり、節月の区切りに使われます。春分・夏至・秋分・冬至を含む偶数番目が中気(ちゅうき)で、旧暦のどの月かを決める基準に使われました。中気を含まない月をうるう月にする、という決め方です。だから二十四節気には「正月節」「正月中」といった月の名前が添えられています。

日付を入れると、その日がどの節気の期間かと、直近の節気・次の節気の日時、そして太陽黄経が出ます。 節気は日付ではなく太陽の位置で決まるので、年によって1日ずれます。

二十四節気は「日付」ではなく「瞬間」で決まります

二十四節気は、地球から見た太陽の位置(太陽黄経)で決まっています。 太陽黄経は、太陽が空を1年かけて1周する道すじの上のどこにいるかを、0度から360度で表したものです。 春分は太陽黄経がちょうど0度になる瞬間、秋分は180度になる瞬間。 これを15度ずつ24に区切ったものが二十四節気です。 その春分の日でも、東京の2026年3月20日は日の出・日の入りの時刻で見ると昼のほうが14分長く、昼と夜がちょうど同じ長さにはなりません。

大事なのは、これが「日」ではなく「瞬間」だということです。 国立天文台が毎年出している暦要項には、たとえば「立春 315度 2月4日 5時02分」のように、分まで書かれています。日付が先にあるのではなく、瞬間が先にあって、その瞬間を含む日が「立春の日」になります。

この決め方は定気法(ていきほう)といって、天保暦(1844年)から使われています。 それ以前の平気法は1年の長さを時間で24等分する方法で、 こちらなら間隔はいつも同じ約15.2日でした。 国立天文台によれば、2つの方法は春分・秋分のころで2日ほど違います。

豆知識をひとつ。啓蟄(けいちつ)について、国立天文台の用語解説には 「冬ごもりしていた地中の虫がはい出てくる」に続けて「中国では啓蟄の代わりに驚蟄が用いられています」と書かれています。 同じ二十四節気でも、国によって漢字が違うものがあるのです。 二十四節気そのものは、2016年にユネスコの無形文化遺産に登録されています。

だから日付が年で動きます ── うるう年が戻しています

地球が太陽のまわりを1周するのは365.2422日で、こよみの1年365日より約6時間長い。 だから節気の瞬間は毎年およそ6時間ずつ遅くなっていきます。 4年で約1日ぶん遅れたところへ、 うるう年が2月29日を1日足して帳消しにします。

つまりうるう年は、日付と季節がずれていかないようにするためにあります。 国立天文台も「こよみの日付と二十四節気 (あるいは季節) が大きく変わらないようにするのが、 うるう年を挿入する理由です」と書いています。 実際の立春の時刻を並べると、 そのまま目で追えます。

立春の日時(国立天文台 暦要項)
年立春(中央標準時)前の年から前年の立春から365日後との差
2017年2月4日 0時34分—
2018年2月4日 6時28分+5時間54分
2019年2月4日 12時14分+5時間46分
2020年うるう年(2月29日がある)2月4日 18時03分+5時間49分
2021年2月3日 23時59分+5時間56分
2022年2月4日 5時51分+5時間52分
2023年2月4日 11時43分+5時間52分
2024年うるう年(2月29日がある)2月4日 17時27分+5時間44分
2025年2月3日 23時10分+5時間43分
2026年2月4日 5時02分+5時間52分
2027年2月4日 10時46分+5時間44分

3列目は「前の年の立春から365日たった時刻」との差です。毎年およそ5時間50分ずつ遅くなっていますが、 うるう年の2月29日をまたぐと日付が1日前に戻ります。 だから2020年(2月4日18時03分)の次の2021年は2月3日になりました。

2021年の立春は2月3日23時59分。あと1分で2月4日でした

ここがこのページでいちばん面白いところです。2021年の立春は2月3日の23時59分。あと1分遅ければ2月4日でした。 そして節分は立春の前日なので、その年の節分は2月2日になりました。

国立天文台は「3日でなくなるのは昭和59年(1984)2月4日以来37年ぶり、 2日になるのは明治30年(1897)2月2日以来124年ぶり」と書いています。 1分の差で、124年ぶりの出来事になったわけです。 立春が2月3日になる年はこのあと増えていき、 国立天文台は2021年以降のこととして記録しています。

節気の間隔は、15日ちょうどではありません

360度を24で割ると15度。では日数も24等分の約15.2日ずつかというと、そうなりません。角度で等分しているのであって、時間で等分していないからです。

地球の通り道は少しつぶれた円で、太陽に近いところ(近日点・1月上旬)では速く、遠いところ(遠日点・7月上旬)では ゆっくり動きます。速く動けば15度ぶんを短い日数で通り過ぎ、ゆっくりなら長くかかります。 国立天文台は「日数でいえば、14日、15日、16日の範囲で変動します」と書いています。 2026年の暦要項から数えると、こうなります。

2026年の各節気が続く日数
節気次の節気間隔
冬至太陽黄経 270度小寒14.7日
立春太陽黄経 315度雨水14.8日
春分太陽黄経 0度清明15.2日
立夏太陽黄経 45度小満15.5日
夏至太陽黄経 90度小暑15.7日
立秋太陽黄経 135度処暑15.6日
秋分太陽黄経 180度寒露15.3日
立冬太陽黄経 225度小雪14.9日

ここに出しているのは実際の時間です。上の道具が出す 「◯日ある期間のうち◯日目」はカレンダーの日数なので、 1日ぶん違って見えることがあります。 たとえば2026年の春分は3月20日の23時46分に始まるので、日付の差では16日ですが、 実際の間隔は15.2日しかありません。

冬至のまわりがいちばん短く、夏至のまわりがいちばん長い。この差は積み上がります。 2026年の春分から秋分までは約186.4日、 秋分から次の春分までは約178.8日で、1週間以上ちがいます。 国立天文台も 「北半球では冬の期間より夏の期間のほうが長くなります」と書いています。夏のほうが冬より長いのです。

「暦の上では春」がずれる、3つの理由

立春は2月上旬です。いちばん寒い時期に「暦の上では春」と言われて、 納得できない人は多いと思います。理由は3つあります。

① そもそも「春はいつからいつまで」に決まった答えがありません

国立天文台は、はっきりこう書いています。「たとえば春がいつからいつまでなのかについては、絶対的な定義は存在しません」。よく使われている分け方は4つあります。

季節の分け方
分け方春夏
気象学的季節気象庁の予報用語3月〜5月6月〜8月
天文学的季節二至二分で区切る春分〜夏至夏至〜秋分
伝統的季節(節月区切り)このページが扱っているもの立春〜立夏立夏〜立秋
伝統的季節(暦月区切り)旧暦の月で区切る正月〜三月四月〜六月

気象庁の予報用語では、春は「3月から5月までの期間」とはっきり決まっています。 立春(2月上旬)から始まる暦の春とは1か月ほどずれます。 どちらかが間違いなのではなく、目的の違う物差しが並んでいるだけです。

② 立春は、小寒・大寒のすぐあとに来ます

並びを見てください。小寒 → 大寒 → 立春です。 つまり立春は、一年でいちばん寒い時期の直後に来ます。 国立天文台の言い方を借りれば「寒さ・暑さの峠を越えたとはいえ、 まだまだ寒い日・暑い日が続くのは当然です」ということになります。 立秋が8月上旬の猛暑のまっただ中にあるのも、まったく同じ形です。

国立天文台はさらに、こう書き添えています。「二十四節気は古代の中国北方で成立した概念であり、 必ずしも現代の日本の気候にあった表現になっているとは限りません」。生まれた場所も時代も違う物差しなので、日本の今の気候とぴったり合わないのは当たり前、 ということです。

③ 気温は、日ざしより遅れて動きます

もうひとつ、体感がずれる大きな理由があります。日ざしがいちばん弱い時期と、いちばん寒い時期は同じではないのです。 気象庁が出している東京の平年値(1991年〜2020年)を見ると、はっきり分かります。

  • 全天日射量がいちばん小さいのは12月(8.1メガジュール毎平方メートル)。 でも平均気温がいちばん低いのは1月(5.4度)で、1か月ずれています
  • 夏至は6月下旬。でも平均気温がいちばん高いのは8月(26.9度)で、2か月ずれています

地面や海はすぐには温まらず、すぐには冷えません。だから「日ざしの底」と「寒さの底」の間に ずれができます。立春が寒く、立秋が暑いのは、この遅れも重なっているからです。

出どころ: 二十四節気の名前・よみ・意味・旧暦の月は国立天文台「こよみ用語解説 二十四節気」(新しいタブで開きます)、2001年〜2027年の日時は国立天文台「暦要項」(新しいタブで開きます)(前年2月に官報で発表される公式の値)、 定気法・平気法と季節の分け方は同「暦Wiki 季節」(新しいタブで開きます)、節分の話は同「節分の日が動き出す」(新しいタブで開きます)から取っています((C) 国立天文台)。 季節の用語は気象庁「時に関する用語」(新しいタブで開きます)、東京の平年値は気象庁「平年値(年・月ごとの値)」(新しいタブで開きます)。表の外の年に使っている太陽の位置の式は米海軍天文台 "Approximate Solar Coordinates"(新しいタブで開きます)です。 正式な日時は国立天文台の暦要項が定めるもので、 このページの計算値はその代わりにはなりません。