調べて分かる道具箱

マグニチュードの計算 ── エネルギーは何倍か

2つの地震(じしん)のマグニチュードを入れます。

1つ目

2つ目

標準的には、地震波(じしんは)の形で放出されるエネルギーが

約32倍

M8の地震(じしん)1つで、M7の地震(じしん) 約32個分

□1つ = M7の地震(じしん)1つ

M8の地震1つぶんのエネルギーを、M7の地震 約32個の四角で表した図です。

場所ごとのゆれの強さは、震度(しんど)で表します。震度と加速度(ガル)のページへ。

1違うときの倍率を、地震(じしん)調査研究推進本部は「約30倍」と書いています。このページは気象庁の「約32倍」で計算しています。

1と2の数: 気象庁「震度・マグニチュード・地震情報について」(2026-09-23 に見た文)/0.2の数: 松江地方気象台「地震の基礎知識」(2026-09-23 に見た文)・仙台管区気象台「震度とマグニチュード」3ページ目(2026-09-23 に取得した版)

マグニチュードの差の早見表

マグニチュードの差と、エネルギーの倍率
問い答え
マグニチュードが0.1違うと、エネルギーは何倍?約2倍より小さい倍率を出すのは、差が0.2ずつのとき
マグニチュードが0.2違うと、エネルギーは何倍?約2倍松江地方気象台・仙台管区気象台の数
マグニチュードが0.4違うと、エネルギーは何倍?約4倍約2倍 × 約2倍 = 約4倍
マグニチュードが0.6違うと、エネルギーは何倍?約8倍約2倍 × 約2倍 × 約2倍 = 約8倍
マグニチュードが0.8違うと、エネルギーは何倍?約16倍約2倍 × 約2倍 × 約2倍 × 約2倍 = 約16倍
マグニチュードが1違うと、エネルギーは何倍?約32倍気象庁の数
マグニチュードが1.2違うと、エネルギーは何倍?約64倍約32倍 × 約2倍 = 約64倍
マグニチュードが1.4違うと、エネルギーは何倍?約128倍約32倍 × 約2倍 × 約2倍 = 約128倍
マグニチュードが1.6違うと、エネルギーは何倍?約256倍約32倍 × 約2倍 × 約2倍 × 約2倍 = 約256倍
マグニチュードが1.8違うと、エネルギーは何倍?約512倍約32倍 × 約2倍 × 約2倍 × 約2倍 × 約2倍 = 約512倍
マグニチュードが2違うと、エネルギーは何倍?約1,000倍気象庁の数

値は、気象庁の資料にある3つの数(0.2違うと約2倍・1違うと約32倍・2違うと約1,000倍)と、そのかけ算です。

やってみる

1問目 / 全4問

マグニチュードが1大きくなると、地震波の形で放出されるエネルギーは、標準的には約何倍?

よくある質問

マグニチュードが1違うと、エネルギーは何倍ですか

気象庁は「マグニチュード(M)と地震波の形で放出されるエネルギーとの間には、標準的にはMの値が1大きくなるとエネルギーは約32倍に、Mの値が2大きくなるとエネルギーは約1,000倍になるという関係があります。」と書いています。続けて「M8の地震の1つでM7の地震約32個、M6の地震約1,000個分のエネルギーに相当します。」とあります。

マグニチュードのエネルギーの倍率は、どう計算しますか

このページは、気象庁の資料にある3つの数(0.2違うと約2倍・1違うと約32倍・2違うと約1,000倍)を組み合わせます。差を大きい順に2・1・0.2に分けて、それぞれの倍率をかけます。たとえば1.2違うときは 1 + 0.2 = 1.2 なので、約32倍 × 約2倍 = 約64倍です。倍率を出すのは、差が0.2ずつで、2までのときです。

マグニチュードが0.1違うと、エネルギーは何倍ですか

松江地方気象台は「具体的には、ある地震に比べてマグニチュードが 0.2 大きい地震は約2倍、1大きい地震は約32倍、2大きい地震は約 1,000 倍のエネルギーを持ちます。」と書いています。0.1の差は、0.2の差(約2倍)より小さい倍率です。このページは、差が0.2ずつのときに倍率を出します。

マグニチュードが1違うと約32倍になるのは、なぜですか

気象庁は、マグニチュードとエネルギーのあいだに「標準的には」この関係がある、と書いています。気象庁の資料の数どうしを並べると、0.2違うと約2倍なので、0.2を5回重ねた1の差は 2 × 2 × 2 × 2 × 2 = 32 で、約32倍と合います。10回重ねた2の差は 1,024 で、約1,000倍とほぼ同じです。

マグニチュードが1違うと、約32倍ですか、約30倍ですか

気象庁は、1大きくなるとエネルギーは「約32倍」と書いています。地震調査研究推進本部は「マグニチュードが大きいほど地震の規模が大きいことを示しており、マグニチュードが1大きくなると地震のエネルギーは約30倍大きくなるという関係がある。」と書いています。どちらも「約」の付いた数です。このページの計算は、気象庁の約32倍を使っています。

マグニチュードと震度は、どう違いますか

気象庁は「震度は、ある場所での地震による揺れの強さをあらわし、マグニチュードは地震そのものの大きさ(規模)をあらわします。」と書いています。「これは電球の明るさと周りの明るさとの関係によく似ています。」ともあります。このページのエネルギーの倍率は、マグニチュードの側の話です。場所ごとのゆれの強さは、震度で表します。

マグニチュードの差を、気象庁の資料にある3つの数(0.2違うと約2倍・1違うと約32倍・2違うと約1,000倍)に分けて、地震波の形で放出されるエネルギーが何倍かを出します。

1違うと約32倍、2違うと約1,000倍 ── 気象庁の数

「マグニチュード(M)と地震波の形で放出されるエネルギーとの間には、標準的にはMの値が1大きくなるとエネルギーは約32倍に、Mの値が2大きくなるとエネルギーは約1,000倍になるという関係があります。」「M8の地震の1つでM7の地震約32個、M6の地震約1,000個分のエネルギーに相当します。」(気象庁)

このページも、この文と同じ形で、大きい方の地震1つが小さい方の地震の何個分かを答えます。

0.2違うと約2倍 ── 重ねると約32倍・約1,000倍につながる

「具体的には、ある地震に比べてマグニチュードが 0.2 大きい地震は約2倍、1大きい地震は約32倍、2大きい地震は約 1,000 倍のエネルギーを持ちます。」(松江地方気象台)

「具体的には、ある地震に比べてマグニチュードが0.2 大きい地震は約2倍、1.0 大きい地震は約32 倍、2.0 大きい地震は1,000 倍のエネルギーを持ちます。」(仙台管区気象台)

0.2違うと約2倍を5回重ねると 2 × 2 × 2 × 2 × 2 = 32 で、1違うときの約32倍と合います。10回重ねると 1,024 で、2違うときの約1,000倍とほぼ同じです。このページは、差を大きい順に2・1・0.2に分け、それぞれの倍率をかけて出します(たとえば 1 + 0.2 = 1.2 なら、約32倍 × 約2倍 = 約64倍)。

約32倍と約30倍 ── 2つの書き方

「マグニチュードが大きいほど地震の規模が大きいことを示しており、マグニチュードが1大きくなると地震のエネルギーは約30倍大きくなるという関係がある。」(地震調査研究推進本部)

気象庁は「約32倍」、地震調査研究推進本部は「約30倍」と書いています。どちらも「約」の付いた数です。このページの計算は、気象庁の約32倍を使っています。

マグニチュードと震度 ── 地震そのものの大きさと、場所ごとのゆれ

「震度は、ある場所での地震による揺れの強さをあらわし、マグニチュードは地震そのものの大きさ(規模)をあらわします。」「これは電球の明るさと周りの明るさとの関係によく似ています。」「電球の明るさをあらわす値がマグニチュード、電球から離れたある場所の明るさが震度に相当します。」(気象庁)

「マグニチュード(M)は、地震そのものの大きさ、つまり地震の規模(エネルギー)を表します。」(仙台管区気象台)

場所ごとのゆれの強さは、震度と加速度(ガル)のページへ。

マグニチュードには種類がある ── 比べるのは同じ種類どうし

「このため、マグニチュードには、計算に使用するデータ(観測する地震計の種類や、地震波形のどの部分を用いるかなど)や計算手法などに応じて、非常にたくさんの種類が存在します。」「様々あるマグニチュードのうち、気象庁では気象庁マグニチュード(Mj)とモーメントマグニチュード(Mw)の2種類を主に用いています。」(気象庁)

「この岩盤のずれの規模(ずれ動いた部分の面積×ずれた量×岩石の硬さ)をもとにして計算したマグニチュードを、モーメントマグニチュード(Mw)と言います。」(気象庁)

気象庁マグニチュード(Mj)の短所として「巨大な地震(M8を超えるものなど)の規模は正しく決められない。」とも書かれています(気象庁)。このページで2つのマグニチュードを比べるときは、同じ種類のものどうしで比べます。

M7.2とM7.3 ── 2003年に計算式が改良された

「2003年に気象庁ではマグニチュードの改訂を行い、計算式を改良しました。」「兵庫県南部地震のMは当初M7.2でしたが、この計算式に従って再計算を行い、M7.3に改訂しました。」「古い資料や古い資料をそのまま引用している資料には、M7.2のままのものがあると考えられます。」(気象庁)

出典: 気象庁「震度・マグニチュード・地震情報について」(2026-09-23 に見た文)(新しいタブで開きます)/松江地方気象台「地震の基礎知識」(2026-09-23 に見た文)(新しいタブで開きます)/仙台管区気象台「震度とマグニチュード」3ページ目(2026-09-23 に取得した版)(新しいタブで開きます)/地震調査研究推進本部「マグニチュード」(2026-09-23 に見た文)(新しいタブで開きます)/気象庁「地震情報等に用いるマグニチュードについて」(2026-09-23 に見た文)(新しいタブで開きます)