調べて分かる道具箱

記号の正式名称

何文字でも貼れます(一度に出すのは先頭50文字まで)。 打った文字は、お使いのブラウザの中だけで処理します。

6字ぶん
Unicode の正式名UnicodeData.txt 17.0.0
NUMBER SIGN (U+0023)
ASCII(1969年)の名前RFC 20 の表
Number Sign
Unicode が名前一覧に載せている呼び方正式な別名ではありません
pound sign (weight) / hashtag, hash / crosshatch, octothorpe
日本でよく使う読みうちで書き起こしたもの
いげた・ハッシュ・ナンバー
各国で決めてよい位置ECMA-6 6.4.3 の10か所のひとつ
「特定の図形文字を割り当てない。各国用または用途別に使ってよい」とされた位置です。
  • 音楽のシャープを表すなら 266F のほうが望ましい

出どころ: UnicodeData.txt 17.0.0 / NamesList.txt 17.0.0 / RFC 20(1969年)

Unicode の正式名UnicodeData.txt 17.0.0
REVERSE SOLIDUS (U+005C)
Unicode 1.0 のときの名前同じ行の10番目の欄に残っている
BACKSLASH
ASCII(1969年)の名前RFC 20 の表
Reverse Slant
Unicode が名前一覧に載せている呼び方正式な別名ではありません
backslash
日本でよく使う読みうちで書き起こしたもの
バックスラッシュ・円記号(日本のキーボード)・逆斜線
日本の JIS X 0201 ではUnicode 公開の対応表 JIS0201.TXT
0x5C の位置に U+00A5 YEN SIGN が置かれています。 だから日本のキーボードでは同じキーに出ます。
各国で決めてよい位置ECMA-6 6.4.3 の10か所のひとつ
「特定の図形文字を割り当てない。各国用または用途別に使ってよい」とされた位置です。

出どころ: UnicodeData.txt 17.0.0 / NamesList.txt 17.0.0 / RFC 20(1969年) / ECMA-6 第6版(1991年) / JIS0201.TXT(Unicode 公開の対応表)

Unicode の正式名UnicodeData.txt 17.0.0
LOW LINE (U+005F)
Unicode 1.0 のときの名前同じ行の10番目の欄に残っている
SPACING UNDERSCORE
ASCII(1969年)の名前RFC 20 の表
Underline
Unicode が名前一覧に載せている呼び方正式な別名ではありません
spacing underscore (1.0)
日本でよく使う読みうちで書き起こしたもの
アンダーバー・アンダースコア・下線
  • 1文字ぶんの幅を取る形
  • となり合うと1本につながる

出どころ: UnicodeData.txt 17.0.0 / NamesList.txt 17.0.0 / RFC 20(1969年)

Unicode の正式名UnicodeData.txt 17.0.0
TILDE (U+007E)
ASCII(1969年)の名前RFC 20 の表
Overline
日本でよく使う読みうちで書き起こしたもの
チルダ・にょろ・オーバーライン(日本の規格)
日本の JIS X 0201 ではUnicode 公開の対応表 JIS0201.TXT
0x7E の位置に U+203E OVERLINE が置かれています。 だから日本のキーボードでは同じキーに出ます。
各国で決めてよい位置ECMA-6 6.4.3 の10か所のひとつ
「特定の図形文字を割り当てない。各国用または用途別に使ってよい」とされた位置です。
  • 1文字ぶんの幅を取る形

出どころ: UnicodeData.txt 17.0.0 / NamesList.txt 17.0.0 / RFC 20(1969年) / ECMA-6 第6版(1991年) / JIS0201.TXT(Unicode 公開の対応表)

Unicode の正式名UnicodeData.txt 17.0.0
WAVE DASH (U+301C)
日本でよく使う読みうちで書き起こしたもの
なみだっしゅ・なみせん・から
  • JIS C 6226-1978 の 1-33 番の文字に合わせて入れられた

出どころ: UnicodeData.txt 17.0.0 / NamesList.txt 17.0.0

Unicode の正式名UnicodeData.txt 17.0.0
APPROXIMATELY EQUAL TO OR THE IMAGE OF (U+2252)
Unicode が名前一覧に載せている呼び方正式な別名ではありません
nearly equals
日本でよく使う読みうちで書き起こしたもの
ほぼひとしい・ニアリーイコール
  • 世界でよく使われる「およそ等しい」は 2248 のほう

出どころ: UnicodeData.txt 17.0.0 / NamesList.txt 17.0.0

一覧を見る

ASCII の32個とスペース。1969年の RFC 20 に載っている並びそのものです。

キーボードの記号 33件

記号分野Unicode の正式名番号よく使う読み
␣キーボードの記号SPACEU+0020スペース・空白・半角スペース
!キーボードの記号EXCLAMATION MARKU+0021びっくりマーク・エクスクラメーション・感嘆符
"キーボードの記号QUOTATION MARKU+0022ダブルクォート・二重引用符
#キーボードの記号NUMBER SIGNU+0023いげた・ハッシュ・ナンバー
$キーボードの記号DOLLAR SIGNU+0024ドル・ドルマーク
%キーボードの記号PERCENT SIGNU+0025パーセント
&キーボードの記号AMPERSANDU+0026アンド・アンパサンド
'キーボードの記号APOSTROPHEU+0027シングルクォート・アポストロフィ
(キーボードの記号LEFT PARENTHESISU+0028かっこ・丸かっこ開き
)キーボードの記号RIGHT PARENTHESISU+0029かっことじ・丸かっこ閉じ
*キーボードの記号ASTERISKU+002Aアスタリスク・こめじるし(※ とは別)・ほし
+キーボードの記号PLUS SIGNU+002Bプラス・たす
,キーボードの記号COMMAU+002Cカンマ・コンマ
-キーボードの記号HYPHEN-MINUSU+002Dハイフン・マイナス・ちょんぼ
.キーボードの記号FULL STOPU+002Eピリオド・ドット・てん
/キーボードの記号SOLIDUSU+002Fスラッシュ・斜線
:キーボードの記号COLONU+003Aコロン
;キーボードの記号SEMICOLONU+003Bセミコロン
<キーボードの記号LESS-THAN SIGNU+003Cしょうなり・小なり・山かっこ開き
=キーボードの記号EQUALS SIGNU+003Dイコール・等号
>キーボードの記号GREATER-THAN SIGNU+003Eだいなり・大なり・山かっこ閉じ
?キーボードの記号QUESTION MARKU+003Fはてなマーク・クエスチョン・疑問符
@キーボードの記号COMMERCIAL ATU+0040アットマーク・アット
[キーボードの記号LEFT SQUARE BRACKETU+005Bかくかっこ・大かっこ開き・ブラケット
\キーボードの記号REVERSE SOLIDUSU+005Cバックスラッシュ・円記号(日本のキーボード)・逆斜線
]キーボードの記号RIGHT SQUARE BRACKETU+005Dかくかっことじ・大かっこ閉じ
^キーボードの記号CIRCUMFLEX ACCENTU+005Eハット・きゃれっと・サーカムフレックス
_キーボードの記号LOW LINEU+005Fアンダーバー・アンダースコア・下線
`キーボードの記号GRAVE ACCENTU+0060バッククォート・バッククオート
{キーボードの記号LEFT CURLY BRACKETU+007Bなみかっこ・中かっこ開き・ブレース
|キーボードの記号VERTICAL LINEU+007Cパイプ・たてぼう・バーティカルバー
}キーボードの記号RIGHT CURLY BRACKETU+007Dなみかっことじ・中かっこ閉じ
~キーボードの記号TILDEU+007Eチルダ・にょろ・オーバーライン(日本の規格)

文字名は The Unicode Standard 17.0.0 の Unicode Character Database(UnicodeData.txt / NamesList.txt)による。 Unicode の利用条件(新しいタブで開きます)

やってみる

1問目 / 全5問

「#」に Unicode がつけた正式な名前は?

よくある質問

# の正式な名前は何ですか

NUMBER SIGN(番号の記号)です。Unicode が配っている UnicodeData.txt に `0023;NUMBER SIGN` と書かれています。日本では「シャープ」と読むことがありますが、音楽のシャープは U+266F MUSIC SHARP SIGN という別の文字です。Unicode も U+0023 の欄に「音楽のシャープを表すなら 266F のほうが望ましい」と注意書きを付けています。見た目でも見分けられます。# は縦の線がまっすぐ、♯ は横の線が水平で縦の線が斜めです。

\ を「バックスラッシュ」と呼ぶのは間違いですか

間違いではありません。いまの正式名は REVERSE SOLIDUS ですが、Unicode 1.0 のときの正式名が BACKSLASH で、その記録は UnicodeData.txt の10番目の欄にいまも残っています。さらに Unicode の名前一覧(NamesList.txt)には「= backslash」が呼び方として載っています。もっと古い1969年の RFC 20 では Reverse Slant という名前でした。名前が3回変わっただけで、どれも当時の正式名です。

_ の正式名は「アンダーバー」ですか「アンダースコア」ですか

どちらでもありません。Unicode の正式名は LOW LINE(低い線)です。アンダーバーもアンダースコアも、正式名ではなくよく使われている呼び方です。ただし Unicode 1.0 のときは SPACING UNDERSCORE という名前でした(UnicodeData.txt の10番目の欄で確認できます)。1969年の RFC 20 では Underline です。名前は変えられない決まりなので、これから LOW LINE が別の名前になることはありません。

日本のキーボードで \ を打つと ¥ が出るのはなぜですか

1969年の ASCII の仕様書(RFC 20)が、# @ [ \ ] ^ ` { | } ~ に「送る側と受け取る側で合意しない限り国際的なやりとりに使ってはいけない」という注を付けていました。その考えを受け継いだ ECMA-6(ISO 646 と同じ内容の規格)の 6.4.3 は、10か所の位置に特定の文字を割り当てず「各国で決めてよい」としています。\ の位置(5/12)はそのひとつで、日本の JIS X 0201 はそこに円記号を置きました。Unicode が公開している対応表 JIS0201.TXT でも 0x5C が円記号になっています。だから同じキーです。

名前がおかしい文字は、これから直りますか

直りません。Unicode の「名前の安定性」という決まりが、一度符号化した文字の名前は変更しないと定めているからです。その文書は「最初に選んだ名前が不正確なことがある」と自分で認めたうえで、直す代わりに注記や別名を足す方法をとる、と書いています。名前を機械が文字を見分ける合言葉として使っているので、変えると世界中の道具が壊れてしまいます。ただし名前は変えられなくても見本の絵は変えられて、〜(WAVE DASH)の見本は Unicode 8.0 で向きが直されました。

〜 と ~ の違いは何ですか

別の文字です。〜 は U+301C WAVE DASH、~ は U+FF5E FULLWIDTH TILDE です。Unicode の解説書 第6章によると、WAVE DASH は日本の規格 JIS C 6226-1978 の 1-33 番の文字に合わせて入れられた文字なのに、その JIS の文字を FULLWIDTH TILDE のほうに写す実装がいくつもあり、いまも互換のために写し続けているそうです。だから同じ「〜」に見えるものが2種類世の中に出回っています。このページに貼れば、どちらの文字かが番号で分かります。

表に載っていない文字を貼ったらどうなりますか

「見つかりません」で終わらせず、その文字の番号(U+3042 のような)と、この表に載っていない理由を出します。この表が扱うのは、キーボードの記号(ASCII の32個とスペース)、日本語の文章で使う記号、算数・数学の記号の79件です。たくさん貼ったときも、先頭だけを出して黙るのではなく「貼ったのは何字で、いま何字ぶんを出しているか」を画面に書きます。

JIS の規格に書いてある日本語の名前(「番号記号」など)は載せていますか

載せていません。JIS X 0201 の規格書そのものを開けなかったからです。日本産業標準調査会(JISC)の閲覧ページは規格の本文を専用の表示器で出す作りで、本文を取得できませんでした。このページに載せているのは、実際に開いて確かめた文書 ── Unicode の UnicodeData.txt と NamesList.txt、RFC 20、ECMA-6 の PDF、Unicode が公開している JIS X 0201 の対応表 ── に書いてあることだけです。JIS の日本語名は、規格書を開けたときに足します。

キーボードにある記号には、みんなが呼んでいる名前のほかに、Unicode がつけた正式な名前があります。 記号を貼ると、その正式名と、昔の名前と、なぜその名前になったのかを返します。 「シャープ」と呼んでいる # の正式名は NUMBER SIGN で、シャープ ♯ は別の文字です。

「シャープ」と呼んでいる # は、シャープではありません

キーボードの # を、日本では「シャープ」と読むことがあります。でも Unicode が この文字に付けた正式な名前は NUMBER SIGN(番号の記号)です。 音楽のシャープは別の文字で、U+266F MUSIC SHARP SIGN といいます。 Unicode 自身がこの2つを取り違えないよう注意書きを添えていて、U+0023 の欄には 「音楽のシャープを表すなら 266F のほうが望ましい」と書いてあります。

見分け方もあります。# は縦の2本がまっすぐ立っていて横の2本が斜め、♯ は逆に横の2本が水平で縦の2本が斜めに傾いています。 傾いているほうが音符に添えるシャープです。 ついでに、Unicode が # に載せている呼び方は hashtag(ハッシュタグ)、hash、crosshatch、octothorpe、そして pound sign(重さのポンド) ── 「シャープ」はこの並びに入っていません。

バックスラッシュは間違った呼び方ではありません。昔の正式名です

\ の正式名は REVERSE SOLIDUS(逆向きのソリドゥス)です。 ここまではよく知られていますが、そこから「バックスラッシュは俗称だ」と決めつけるのは 正しくありません。この文字の名前は3回変わっています。

1969年RFC 20(ASCII の仕様書)
Reverse Slant(逆向きの斜め線)
Unicode 1.0UnicodeData.txt の10番目の欄にいまも残っている
BACKSLASH
いまUnicodeData.txt 17.0.0
REVERSE SOLIDUS(名前一覧に「= backslash」も載っている)

つまりバックスラッシュは、かつての正式名であり、いまも Unicode が 名前一覧に載せている呼び方です。 この表に入れている79件のうち25件が、 同じように「Unicode 1.0 のときの名前」を持っています ── 上の道具で貼ると出ます。

日本のキーボードで \ を打つと ¥ が出るのは、1969年の規格が理由です

日本のパソコンでは、\ と ¥ が同じキーに乗っていて、フォントによっては \ のつもりで 打った文字が ¥ に見えます。この理由は、記号の並びを決めた規格そのものに書いてあります。

1969年の RFC 20 は、# @ [ \ ] ^ ` { | } ~ に注をつけて 「送る側と受け取る側で合意しない限り、国際的なやりとりに使ってはならない」と 警告していました。その考えを受け継いだ ECMA-6(ISO 646 と同じ内容の規格)の 6.4.3 は、はっきりこう書いています。

4/0、5/11〜5/14、6/0、7/11〜7/14 の10か所には特定の図形文字を割り当てない。 これらは各国用または用途別に使ってよい。

5/12 が \ の位置です。そして日本の JIS X 0201 は、この 0x5C に 円記号を置きました。だから同じキーに ¥ が出ます。 ⭐ Unicode が公開している対応表 JIS0201.TXT を機械で数え直すと、 0x00〜0x7F のうち ASCII と食い違うのはちょうど2か所だけでした ──0x5C が ¥ と、0x7E が ‾(オーバーライン)です。

⭐ ここが、いま「記号 読み方 一覧」で上に出ているページとの差です。 現1位(龍谷大)の表は「JIS X 0201 規格での名称」という列を持っていますが、\ と ~ の2行だけが空欄になっています。 空欄になっている2つが、 まさに日本で置きかわっている2つです。理由の説明はそのページにはありません。

/ の名前ソリドゥスは、ローマの金貨から3段かけてここに来ました

/ の正式名 SOLIDUS はラテン語です。ただ「ローマの金貨の記号が そのまま / になった」と言うと、途中がひとつ抜けます。順番は3段です。

  1. ソリドゥスはローマ帝国の金貨の名前で、4世紀から15世紀まで使われました。
  2. その名前が中世のラテン語で「シリング」というお金の単位を指す言葉になりました。
  3. そのシリングを表す記号として斜めの線が使われ、そこから斜線そのものが solidus と呼ばれるようになりました。

だから、金貨の絵が / になったのではなく、金貨の名前 → お金の単位の名前 → その単位を書くのに使った線の名前、という順です。 そして \ は、その線を逆向きにしたものなので REVERSE SOLIDUS。 名前がひとつ決まると、その逆向きも自動的に決まります。

この3段は英語の辞書 Merriam-Webster の solidus の項で確かめました。 辞書であって一次資料ではないので、そのことも書いておきます。

Unicode は「名前が間違っていても直さない」と決めています

- の正式名は HYPHEN-MINUS です。ハイフン(言葉をつなぐ線)と、 マイナス(引き算の記号)という別々の役目を、ひとつの文字がまとめて背負っている名前です。 _ の正式名も LOW LINE(低い線)で、アンダーバーでもアンダースコアでも ありません。

おかしいと思っても直りません。Unicode には「名前の安定性」という決まりがあって、 一度その文字に名前を付けたら二度と変えない、と定めているからです。 しかもその文書は「最初に選んだ名前が、いろいろな意味で不正確なことがある」と自分で認めたうえで、直すのではなく注記と別名を足して対応する、と書いています。 名前を変えないのは、名前を機械が文字を見分ける合言葉として使っているからです。 ⭐ ただし名前は変えられなくても、見本の絵は変えられます。〜(WAVE DASH)の見本の字は、 Unicode 8.0 で向きが直されました。

〜 と ~ は、見た目がそっくりな別の文字です

日本語の文章で「3〜5人」と書くときの波線には、よく似た2つの文字があります。U+301C WAVE DASH と U+FF5E FULLWIDTH TILDE です。 Unicode の解説書(第6章)はこの経緯まで書いています ── WAVE DASH は日本の規格 JIS C 6226-1978 の 1-33 番の文字(シフトJISでは 0x8160)を表すために入れられた文字なのに、 その JIS の文字を FULLWIDTH TILDE のほうに写す実装がいくつもあり、 いまも互換のためにそう写し続けている、と。

だから同じ「〜」に見えるものが、作った道具によって別の文字になります。 並べ替えても揃わない、検索で引っかからない、といった困りごとの正体はこれです。 上の道具に貼れば、どちらの文字かが番号で分かります。

& は e と t がくっついてできた字です

& の正式名は AMPERSAND ですが、Unicode の名前一覧はこの文字にひとこと添えています ──「もともとは e と t の合字(2文字をくっつけて1つの形にしたもの)から来ている」。 et はラテン語で「そして」という意味の言葉で、英語の and にあたります。 つまり & は、and という意味の言葉そのものを崩し書きしたものが、 そのまま記号になった字です。よく見ると、書体によっては E と t の形が 残っているものがあります。同じ欄に「= and」という呼び方も載っています。

@ にも似た話があります。Unicode は @ の呼び方としてarroba(スペインの古い重さの単位)を挙げていて、この記号はもともと 商売の帳簿で使われていた記号でした ── 正式名の COMMERCIAL AT(商いの at)は、 そこから来ています。

∴ の正式名は「THEREFORE」。そのまま「ゆえに」です

記号の正式名は、キーボードの上だけの話ではありません。算数や数学で出てくる記号にも 同じように名前が付いています。∴ は THEREFORE(ゆえに)、∵ は BECAUSE(なぜならば)── 日本の授業で習う読み方と、 Unicode の正式名がぴったり同じです。∞ は INFINITY、√ は SQUARE ROOT、 ≠ は NOT EQUAL TO。

ここまでは素直なのですが、≒ だけは事情が違います。正式名は APPROXIMATELY EQUAL TO OR THE IMAGE OF という長い名前で、呼び方に 「nearly equals(ほぼ等しい)」が添えられています。そして「およそ等しい」を表す記号として 世界でよく使われるのは ≒ ではなく ≈(ALMOST EQUAL TO)のほうです。 ≒ は日本の教科書ではおなじみですが、外国の本ではあまり見かけません。 同じ「だいたい等しい」でも、国によって書く記号が違います。

出典と、確かめられなかったこと

このページの正式名・呼び方・注意書きは、Unicode が公開しているUnicodeData.txt(新しいタブで開きます)とNamesList.txt(新しいタブで開きます)(どちらも 17.0.0)を実際に取ってきて書き起こしたものです。 10番目の欄が 「Unicode 1.0 のときの名前」であることはUAX #44(新しいタブで開きます)、名前を変えない決まりはUnicode Character Encoding Stability Policies(新しいタブで開きます)、〜 の経緯と字形の修正はUnicode 17.0 解説書 第6章(新しいタブで開きます)で確かめました。

ASCII の名前はRFC 20(1969年10月)(新しいタブで開きます)、ISO 646 の名前と「各国で決めてよい10か所」はECMA-6 第6版(1991年12月)の PDF(新しいタブで開きます)、JIS X 0201 の 0x5C が円記号であることはUnicode が公開している対応表 JIS0201.TXT(新しいタブで開きます)、ソリドゥスの3段はMerriam-Webster(新しいタブで開きます)です。 いま「記号 読み方 一覧」で上に出ている龍谷大のページ(新しいタブで開きます)も、2026-08-29 に開いて中身を数えました。

確かめられなかったこと ──【1】JIS X 0201 の規格書そのもの。 日本産業標準調査会(JISC)の閲覧ページは規格の本文を専用の表示器で出す作りで、 本文を取得できていません。ですからこのページには、JIS の規格書に載っている日本語の名称 (「番号記号」など)は載せていません。 【2】NamesList の「=」行を「正式な別名」とは書いていません。 NameAliases.txt を実際に引くと、! # / \ ^ _ ` ~ には登録が1件もありませんでした (登録があるのは制御文字と書式文字だけ)。だから画面では 「Unicode が名前一覧に載せている呼び方」と書き分けています。 【3】ASCII の32個という数は、0x21〜0x2F が15個、0x3A〜0x40 が7個、0x5B〜0x60 が6個、 0x7B〜0x7E が4個で計32個、と2通りに数え直しました(スペースを足して33件)。

文字名は The Unicode Standard 17.0.0 の Unicode Character Database(UnicodeData.txt / NamesList.txt)による。 利用は Unicode の利用条件(新しいタブで開きます)に従っています(UNICODE LICENSE V3 の通知文はリポジトリに同梱しています)。