石取りゲーム(ニム)
いちばん基本の遊び方です。必勝法はきれいに1つの規則で書けます
山が1つになったら正しく取ります。それ以外はでたらめ
あなたの番です。取る石を押してください。
それぞれの山の石の数を2進で書いて、縦に並べます。どのけたも「1」の個数が偶数なら、いま打つ人が負ける形です。
| 山 | 石 | 4 | 2 | 1 |
|---|---|---|---|---|
| 1番目 | 1 | 0 | 0 | 1 |
| 2番目 | 3 | 0 | 1 | 1 |
| 3番目 | 5 | 1 | 0 | 1 |
| 4番目 | 7 | 1 | 1 | 1 |
| 1の個数 | — | 2偶数 | 2偶数 | 4偶数 |
どのけたも偶数です。 つまりいま打つあなたが負ける形です。ポタモが「さいきょう」なら、どう取っても勝てません。
ここに出している「勝てる手」を選ぶとき、 「1手打ったあとが、けたごとに偶数になるか」を見ています。
終わると、ここに記録が出ます。
この記録はこの画面の中だけにあります。どこにも送っていませんし、 保存もしていません。
よくある質問
石取りゲームに必勝法はありますか?
あります。しかも計算で書けます。それぞれの山の石の数を2進で書いて縦に並べ、けたごとに「1」の個数を数えます。どのけたも偶数になるように取って相手に渡せば、あとは同じことをくり返すだけで必ず勝てます。逆に、自分の番でどのけたも偶数になっている形は、どう取っても勝てません。定番の1・3・5・7はまさにその形なので、先に取るほうが不利です。
先を読まなくても勝てるのですか?
勝てます。このページの相手は1手先だけを見ています。「1つ取ったあとが、けたごとに偶数になるか」を確かめているだけです。○×ゲームのように何十手も読む必要がありません。強い相手=たくさん読む相手、とはかぎらない、という例になっています。
「最後に取ったら負け」だと必勝法は変わりますか?
ほとんど同じですが、終わりぎわだけ変わります。山がぜんぶ1個以下になったときだけ規則がひっくり返り、1個の山が偶数個残っていれば、いま打つ人が勝ちます。1個ずつ交互に取ることになるので、奇数個だと最後を取らされるからです。それ以外の場面では、けたごとに偶数にする、で同じです。
この必勝法は、どこから持ってきたのですか?
持ってきていません。このページの単体テストが、山4つ・各6個までの全2400局面を最後まで読み切って、上の規則と1局面も食い違わないことを確かめています。山を5つに増やしても崩れないことも別に確かめています。自分で数えた結果なので、出典を引く必要がありません。
遊んだ記録はどこかに送られますか?
送られません。どこから何個取ったかも勝ち負けも、お使いの機器の中だけにあります。保存もしていないので、ページを閉じると消えます。
山から交互に石を取って、最後の1個を取ったら勝ち。このゲームには必勝法があり、しかも計算で書けます。⭐ 先を読まなくても勝てます。
⭐ 「強い」は「たくさん読む」ではありません
○×ゲームの「さいきょう」は、最後まで読み切って強くなっていました。何十手も先を数えるから強い ── コンピュータの強さは、たいていそう説明されます。
⭐ 石取りゲームは、そうではありません。このページの「さいきょう」が見ているのは1手先だけです。 それでも絶対に間違えません。必勝法が、読むかわりに計算で書けるからです。
⭐⭐ 必勝法 ── けたごとに「1」を偶数にする
それぞれの山の石の数を2進で書いて、縦に並べます (2進については n進数の変換 のページで扱っています)。 そしてけたごとに「1」がいくつあるかを数えます。
⭐ どのけたも「1」の個数が偶数 ── この形を相手に渡せば勝ちです。 逆に、自分の番でこの形になっていたら、どう取っても勝てません。
上の遊ぶところで「⭐ 必勝法を見る」を押すと、 いまの形の表がそのまま出ます。取るたびに数が変わるので、偶数がくずれる/そろうのを目で追えます。
定番の「1・3・5・7」は、実は先手が不利です
1・3・5・7 は、けたごとの1が 2・2・4 でぜんぶ偶数(合わせると 0)。 ところが7 を1個だけ減らして 1・3・5・6 にすると 2・2・3 になり、1のけたが奇数にくずれます(合わせると 1)。 ⭐ たった1個で、勝ち負けが入れ替わります。
| 並び | けたごとの1 | 先に取る人は |
|---|---|---|
| 1・3・5・7 | 2・2・4 | 負け(ぜんぶ偶数) |
| 3・4・5 | 2・1・2 | 勝てる(奇数のけたがある) |
| 1・2・3 | 2・2 | 負け(ぜんぶ偶数) |
| 2・2・2・2 | 4・0 | 負け(ぜんぶ偶数) |
だから1・3・5・7 から始めて、先に取ると、 相手が必勝法を知っているかぎり勝てません。 ⭐ 上の並びを3・4・5に変えると、こんどはあなたが勝てる形から始まります。「さいきょう」相手でも勝てるので、 ぜひ試してみてください。
なぜ、けたごとの偶数でうまくいくのか
大事なことが2つあります。 (1) 偶数の形を渡されたら、必ずくずれる。石を取ると、その山の数が変わります。数が変われば2進のどこかのけたが変わるので、 そのけたの「1」の個数は必ず奇数になります。 つまり相手は偶数の形を保てません。
(2) くずれた形は、必ず偶数に戻せる。奇数のけたがあるとき、そのうちいちばん大きいけたに注目します。 そのけたに「1」を持っている山が必ずあり、その山は石を減らすだけでぜんぶのけたを偶数にそろえられます (いちばん大きいけたが 1 から 0 に変わるので、数は必ず小さくなります)。
この2つがあるので、偶数の形を渡し続けることができます。 石は取るたびに減るので、いつか必ず終わります ── そして終わったとき、最後の1個を取ったのは自分です。
この説明は「そうなるはず」で終わらせていません。 このページの単体テストが山4つ・各6個までの全2400局面を最後まで読み切って、 上の規則と1局面も食い違わないことを確かめています (山を5つに増やしても崩れません)。 ⭐ だからこのページには「出どころ」の節がありません。よそから持ってきた話ではなく、その場で数えた結果だからです。
⭐ 「最後に取ったら負け」にすると、1か所だけ変わります
ルールを1行変えて最後の1個を取らされたら負けにしても、 必勝法はほとんど同じです。変わるのは終わりぎわだけ。
山がぜんぶ1個以下になったときだけ、規則がひっくり返ります。 そこから先は1個ずつ交互に取るしかないので、残っている山の数が偶数なら、いま打つ人が勝ちです (奇数だと最後を取らされます)。 それ以外の場面では、けたごとに偶数でまったく同じです。
この例外も総当たりで確かめてあります。2個以上の山が1つでも残っていれば、2つの遊び方は同じ答えになることも、別に固定してあります。
この道具が使っている数
ここに出している数は、すべてその場で計算したものです。 たとえば 1・3・5・7 のけたごとの1の個数は 2・2・4、 合わせると 0 で、 先に取る人は負け。 文章に手で書き写した数はひとつもありません。