調べて分かる道具箱

じゃんけん

出す手をえらぶ
上の3つから選んでください。

最初の1回を待っています。

これまでの記録

記録はこれからです。やると、ここに増えていきます。

⭐ 前の回のあとで、どうしましたか

下で紹介している研究は「勝つと同じ手を続けやすい」 「負けるとずらしやすい」と報告しています。 あなたはどうでしょうか。

「前の手が勝てる手へ」は、グーの次にチョキのような移り方です (グーはチョキに勝つので)。 負けた直後にこれをやると、相手がさっき出して勝った手に勝つ手を出したことになります。

勝ったあと

この場面になると、ここに出ます。

負けたあと

この場面になると、ここに出ます。

あいこのあと

この場面になると、ここに出ます。

この記録はこの画面の中だけにあります。どこにも送っていませんし、 保存もしていません。ページを閉じたり、読み込み直したりすると消えます。

全員でじゃんけんをして、あいこになる確率
人数あいこ決まる
2人同じ確率33.3パーセント66.7パーセント
3人同じ確率33.3パーセント66.7パーセント
4人48.1パーセント51.9パーセント
5人63.0パーセント37.0パーセント
6人74.5パーセント25.5パーセント
7人82.7パーセント17.3パーセント
8人88.4パーセント11.6パーセント
9人92.2パーセント7.8パーセント
10人94.8パーセント5.2パーセント

n人のとき、あいこの確率の求め方

  • 手の出し方は全部で3ⁿ 通りです。
  • 勝負が決まるのは、出た手がちょうど2種類のときだけ。 2種類の選び方が3通り、その2種類でn人の出し方が2ⁿ通り、 そのうち全員が同じ手の2通りを除いて2ⁿ − 2 通りです。
  • 決まる出し方は3 ×(2ⁿ − 2)通り、あいこはその残りです。
  • あいこの確率 = 1 − 3 ×(2ⁿ − 2)÷ 3ⁿ(余事象)です。

例: 3人 → 27通りのうち決まる18通り・あいこ9通り(3分の1)/4人 → 81通りのうち決まる42通り・あいこ39通り

よくある質問

ポタモは、こちらの手を見てから出していませんか?

見ていません。相手の手を決める部分(core/janken.ts の drawHand)は、乱数を返す関数しか受け取らない作りにしてあります。つまり、こちらの手を渡すことがそもそもできません。決めた手のもとになった乱数も、毎回画面に出しています。

どの手がいちばん強いですか?

ありません。グーはチョキに勝ち、チョキはパーに勝ち、パーはグーに勝つので、どの手にも「勝てる相手」と「負ける相手」がちょうど1つずつあります。9通りの組み合わせを全部数えると、勝ち3・負け3・あいこ3でぴったり釣り合います。だから相手が本当にでたらめに出してくるなら、こちらが何を出しても勝率は変わりません。

4人でじゃんけんをすると、あいこになる確率は?

81通りのうち39通りで、約48.1パーセントです。2人と3人はどちらもちょうど3分の1なので、4人から増えます。決まるのは「出た手がちょうど2種類だったとき」だけなので、人数が増えると3種類そろってしまう場合が増え、あいこが多くなります。10人だと9割を超えます。

コンピュータに勝つコツはありますか?

この道具の相手には、ありません。暗号用の乱数で毎回まっさらに決めているので、前の手やあなたの手ぐせをまったく覚えていないからです。逆に、人が相手のときはコツがあります。人は前の結果に引きずられることが知られていて、このページの下でその研究を紹介しています。

記録はどこかに送られますか?

送られません。出した手も勝ち負けも、お使いの機器の中だけにあります。保存もしていないので、ページを閉じると消えます。

ポタモとじゃんけんをします。相手の手は暗号用の乱数で決めていて、 引いた値も出します。

⭐ 人は、でたらめに出せません

じゃんけんで本当に強いのは、毎回まったくでたらめに出すことです。 くせが無ければ読まれようがないので、相手が誰でも勝率は3分の1のまま ── これ以上つけ込まれない、いちばん堅い出し方になります。

ところが人にはそれができません。360人に何百回もじゃんけんをしてもらった実験があります。 その論文(下の「出どころ」)は、 人の出し方についてこう報告しています。

  • 前と同じ手を出しやすい(原文「more likely to repeat their last action」)
  • ⭐ 勝つと、同じ手を続けやすい(原文「if a player wins … her probability of repeating the same action in the next play is considerably higher」)
  • 負けると、手をずらしやすい(こちらは支払いの決め方によって出方が変わる、と原文は断っています)

これは「勝ったらそのまま・負けたら変える」という、 誰でも身に覚えのある反応です。 論文はこれをwin-stay lose-shift(パブロフ戦略)の一種だと書いています。

ただし論文が言っているのは「そうなりやすい」であって、 「必ずそうなる」ではありません。 だからこの道具では、あなた自身の記録を数えて上に出しています。 30回ほどやってみて、自分に当てはまるか確かめてみてください。

ここから人に勝つコツも出てきます。相手が勝った直後は同じ手を出しやすいので、その手に勝つ手を出せばよい、ということになります。 ただし相手もこれを知っていたら、その裏をかいてきます。 じゃんけんが終わらないのは、 つまりそういうことです。

3人でも、あいこの確率は2人と同じ

「人数が増えるほど、あいこになりやすい」と思われがちですが、2人と3人はまったく同じです。どちらもちょうど3分の1になります。

数えてみると分かります。勝負が決まるのは、出た手がちょうど2種類だったときだけです。 1種類しか出なければ全員同じであいこ、3種類そろえば三すくみになってやはりあいこ。 3人のとき、手の出方は3×3×3で27通り、そのうち決まるのは18通りなので、 あいこは9通り ── ちょうど3分の1です。

4人からは、はっきり増えます。人数が多いほど「3種類そろってしまう」出方が増えるからです。 10人でやると9割以上があいこなので、なかなか決まらないのは気のせいではありません。

相手の手の決め方 ── 3は256を割り切りません

ポタモの手は、ブラウザの暗号用の乱数(crypto.getRandomValues)で 0から255までの数を1つ引いて決めています。 予測できてしまう Math.random は使っていません。

ただし、引いた数を3で割ったあまりで決めるだけでは、公平になりません。256を3で割ると85あまり1。 つまりグーだけが86通り、 ほかの2つは85通りになり、グーがわずかに出やすいポタモができあがります。

直し方は簡単で、255以上が出たら捨てて引き直すだけです。 0から254までの255通りは3で割り切れるので、 3つの手にきっちり85通りずつ割り当たります。 捨てることになるのは256分の1だけなので、 ほとんどの場合は1回引けば決まります。 上の「引いた乱数」のところに、 捨てて引き直したときはその値も出しています。

これはサイコロのページと同じ話です。あちらは6面で 「4つの目だけ1通り多い」という形になります。仕組みの説明はそちらに詳しく書いています。

出どころ

人の出し方についての記述は、Wang Z.・Xu B.・Zhou H.-J. 「Social cycling and conditional responses in the Rock-Paper-Scissors game」(新しいタブで開きます)(arXiv:1404.5199)の本文から取っています。 引用した文はいずれも原文のもので、「必ず」ではなく「そうなりやすい」と書かれていることも含めて、 そのまま紹介しています。

乱数については W3C Web Cryptography API(新しいタブで開きます)の原文です。 あいこの確率と、3つの手に割り当たる通り数は全部の出方を数えた結果で、単体テストに固定してあります (2人から10人までは、式ではなく総当たりで数えた値と突き合わせています)。