調べて分かる道具箱

天気予報の「時々」「一時」「のち」の違い

予報期間

24時間の予報なら、「時々」は12時間未満です。

帯は「一時」「時々」の例です。押して降る時間を選ぶと、逆に語が分かります。

24時間の帯。押して、降る時間を選べます

時々

「時々」「一時」の上限の早見表
問い答え
24時間予報の「時々」は何時間未満?12時間未満
24時間予報の「一時」は何時間未満?6時間未満
12時間予報(半日)の「時々」は何時間未満?6時間未満
12時間予報(半日)の「一時」は何時間未満?3時間未満
6時間予報の「時々」は何時間未満?3時間未満
6時間予報の「一時」は何時間未満?1.5時間未満
24時間予報で、上限は「時々」が「一時」より何時間長い?6時間
12時間予報(半日)で、上限は「時々」が「一時」より何時間長い?3時間
6時間予報で、上限は「時々」が「一時」より何時間長い?1.5時間

一時=現象が連続的に起こり、発現期間(その現象が起きている時間)が予報期間の1/4未満。時々=現象が断続的に起こり、発現期間の合計時間が予報期間の1/2未満(気象庁『予報用語』)。

「のち」は予報期間の前と後で天気が変わることを示す言葉です。長さが決まっているのは 「時々」と「一時」の2つ。上の道具に予報文を入れると、その語が続く時間の上限が 24時間の帯の例で出ます。逆に帯で降る時間を選ぶと、「時々」か「一時」かが分かります。

「時々」と「一時」の違い

「一時」は現象が連続的に起こり、発現期間が予報期間の1/4未満のとき。「時々」は現象が断続的に起こり、発現期間の合計時間が予報期間の1/2未満のときに使います (気象庁『予報用語』)。

連続か断続かの境目は、切れ間がおよそ1時間かどうかです。切れ間が1時間未満なら 連続的(一時側)、1時間以上なら断続的(時々側)として扱います。

「のち」を使うとき・使わないとき

「のち」は天気が変わる大きな向きだけを表す言葉です。気象庁はできるだけ具体的な 時間帯の言葉に置きかえるようにしていて、「晴れのち曇り」よりも「晴れ昼過ぎから曇り」 のように、変わる時刻を書くことを基本にしています。

それでも「のち」を使う場合が3つあります。1つの文で時間帯の言葉が2つ必要になる ときは片方に「のち」を使い、雨や雪の時間帯を優先して決めます(例:「晴れのち曇り 夕方から雨」)。明後日の予報のように時間帯を決めるほどの精度がないとき、風や波の 予報のときも「のち」を使います(気象庁『予報用語』)。

1/4以上1/2未満のとき

連続して降る時間が予報期間の1/4以上1/2未満のときは、気象庁は「発現時間帯を指定する ように努める」としています。例えば「曇り午後には一時雨」「曇り日中晴れ」のように、 時間帯の言葉で書きます。「時々」にも「一時」にも当てはまらないのはこのときです。

時間帯を表す言葉(未明・明け方…)

「発現時間帯を指定する」ときに使う時間帯の言葉は、気象庁が決めた8つに沿っています。 1日を3時間ごとに区切り、未明・明け方・朝・昼前・昼過ぎ・夕方・夜のはじめ頃・夜遅く という名前が順に付いています。

時間帯の言葉の早見表
問い答え
未明は何時から何時ですか?00時から03時
明け方は何時から何時ですか?03時から06時
朝は何時から何時ですか?06時から09時
昼前は何時から何時ですか?09時から12時
昼過ぎは何時から何時ですか?12時から15時
夕方は何時から何時ですか?15時から18時
夜のはじめ頃は何時から何時ですか?18時から21時
夜遅くは何時から何時ですか?21時から24時

8つの時間帯の言葉は3時間ずつで、0時から24時までを隙間なく埋めます(気象庁の解説 「天気予報」)。

「所により」は場所の言葉

「所により」は発現域(雨などが起きている場所)の合計面積が対象予報区(予報を出す 区域)全体の50%未満であることを表す言葉です(気象庁『予報用語』)。「時々」の 1/2未満と同じ50%でも、時間ではなく面積を表す点が違います。上の道具は時間の言葉 だけを扱うので、「所により」を入れても数字は出ません。

降水確率が表す数字

降水確率0%は「5%未満」という意味です。降水確率は1mm以上の雨や雪を対象にした値なので、1mm未満の雨や雪が降ると予想されるときも「降水確率0%」になることがあります(気象庁『予報用語』)。

降水確率は1mm以上の雨や雪が降るかどうかだけの確率で、0、10、20…100%の10刻みで 発表されます(気象庁『予報用語』)。「時々」「一時」のような降り方や、降る時間の 長さとは別の数字です。

気象庁の予報そのものを見る

このページで扱うのは、予報に使う言葉の決まりです。いまの実際の予報は気象庁の ページで見られます。天気の記号は天気記号、空を見て見分けたいときは雲の種類にまとめています。気象庁が実際に発表した予報や降水確率をその日の時刻に当てはめて 見たいときは、潮と釣果の関係が気象庁の発表をそのまま出しています。

よくある質問

天気予報の『時々』は何時間ですか?

予報期間の長さで変わります。24時間の予報なら12時間未満、12時間の予報なら6時間未満、6時間の予報なら3時間未満です(気象庁『予報用語』・現象が断続的に起こり、発現期間(その現象が起きている時間)の合計時間が予報期間の1/2未満のとき)。

『一時雨』と『時々雨』はどちらが長く降りますか?

「一時」の上限は予報期間の1/4、「時々」の上限は1/2です。24時間の予報なら一時は6時間未満、時々は12時間未満なので、上限どうしを比べると時々のほうが長くなれます。実際にその日どれだけ降るかは、そのときの天気によって決まります。

『のち』はどういう意味ですか?

予報期間内の前と後で現象が異なるとき、その変化を示す言葉です。「(後)」とも書きます(気象庁『予報用語』)。時々や一時のような、時間の割合を表す言葉とは種類が違います。

『くもり時々雨』の雨は何時間ですか?

予報期間が24時間なら12時間未満です。「時々」には断続的に降るという意味も含まれます(気象庁『予報用語』)。上の道具に文を入れると、この上限が帯の例と一緒に出ます。

『後』と『のち』は同じですか?

同じです。気象庁の予報用語で「のち」は「後」とも書くと定められています。上の道具も「後」をそのまま受け取ります。

降水確率50%は、半分の時間降るという意味ですか?

降水確率50%は、同じ予報が100回発表されたとき、およそ50回は1mm以上の雨または雪が降るという意味です。雨の降る時間の長さや、降る場所の面積の広さは表していません。

『所により雨』は時間の言葉ですか?

「所により」は場所の広さ(対象予報区全体に対する発現域の合計面積が50%未満)を表す言葉です(気象庁『予報用語』)。時間の長さを表す「時々」「一時」とは軸が違います。