ハザードマップの色の意味 ── 浸水の深さと、国の手引きの標準の色
地図の凡例に書いてある浸水の深さ(m)を入れると、標準と詳細版のどの段かと、家の図のどの高さかを出します。
津波のハザードマップでは、同じ段と色が「津波基準水位」を表します(浸水の深さとは別の量です)。
| 色 | 段 | RGB(標準) |
|---|---|---|
| 20m~ | 220,122,220 | |
| 10m~20m | 242,133,201 | |
| 5m~10m | 255,145,145 | |
| 3m~5m | 255,183,183 | |
| 0.5m~3m | 255,216,192 | |
| ~0.5m | 247,245,169 |
| 色 | 段 | RGB(詳細版) |
|---|---|---|
| 20m~ | 220,122,220 | |
| 10m~20m | 242,133,201 | |
| 5m~10m | 255,145,145 | |
| 3m~5m | 255,183,183 | |
| 1m~3m | 255,216,192 | |
| 0.5m~1m | 248,225,166 | |
| 0.3m~0.5m | 247,245,169 | |
| ~0.3m | 255,255,179 |
手引きの表3-2には、RGB に透過率(α)を付けた値も「配色の参考値」として載っています。透過率のある色は、地図の上では下の地図の色と混ざって見えます。
この段と色は、国土交通省の「水害ハザードマップ作成の手引き」が標準として示したものです。市町村のハザードマップは、手引きが認める範囲で、これに似た別の色や模様、詳細版の8段を使うことがあります。深さは、あなたの地図の凡例で確かめてください。避難するかどうかは、この表では決めず、市町村の避難情報と気象庁の情報で判断してください。
ハザードマップの色の早見表
| 問い | 答え |
|---|---|
| ハザードマップの色は何段? | 標準は6段・詳細版は8段境目は20m・10m・5m・3m・0.5m(詳細版は1m・0.3mも) |
| 浸水深0.5mはどのくらい? | 1階の床の高さに相当手引き「1 階床高に相当する0.5m」 |
| 浸水深3mはどのくらい? | 2階の床下に相当手引き「2 階床下に相当する3m」。図の家の2階の床は2.99m |
| 浸水深5mはどのくらい? | 一般的な家屋の2階が水没する深さ手引き「一般的な家屋の2 階が水没する5m」 |
| ハザードマップの0.5m未満の色は? | RGB 247,245,169(標準の「~0.5m」)詳細版では同じ色が「0.3m~0.5m」。詳細版の「~0.3m」は255,255,179 |
| 0.5m~3mの色は? | RGB 255,216,192(標準)詳細版では同じ色が「1m~3m」。詳細版の「0.5m~1m」は248,225,166 |
| 3m~5mの色は? | RGB 255,183,183標準・詳細版とも同じ |
| 5m以上の色は? | 5m~10mは255,145,145・10m~20mは242,133,201・20m~は220,122,220標準・詳細版とも同じ |
| 色がついていない場所は? | 浸水しないとは限らない手引きの説明文の例「計算上では浸水しない場所です。しかし、…この図に示されていない場所でも浸水する可能性があり」 |
| 津波のハザードマップの色は? | 浸水深ではなく「津波基準水位」の段段の境目と色は浸水深と同じ(手引き 3.4.1) |
値は国土交通省「水害ハザードマップ作成の手引き」の図3-3・図3-5・本文から。
よくある質問
ハザードマップの色の意味は?
水害のハザードマップの色は、浸水の深さの段です。手引きは「国・都道府県または市町村から提供される浸水想定に関するデータを用い、20m、10m、5m、3m、0.5m を境界とした6 段階に区分して浸水深を色分けすることを洪水、内水、高潮、津波で共通とする。」と定めています。なお、津波では、浸水深に代えて津波基準水位(浸水予測に基づく浸水深に建築物等への衝突によって生じる津波の水位上昇(せき上げ)を加えた水位)を用いるものとする。この閾値・配色は「浸水深や津波基準水位の閾値や配色については、住民のみならず旅行者や通勤・通学者がどこにいても水害リスクを認識し、避難行動を検討できるようにするため、災害間・各市町村間で原則として統一する必要がある。」ものですが、「また、配色については、ISO 等の基準や色覚障がいのある人への配慮、他の防災情報の危険度表示との整合性も含めて検討し、以下の配色を標準とする。ただし、地域特性に配慮し、住民意見を反映した上で地形や重ね合わせる背景図に応じて、これに類する配色やハッチング、グラデーション等を用いることを妨げない。」とも定めていて、市町村の地図が手引きと違う色や模様を使うことがあります。段の名前と数はあなたの地図の凡例で確かめてください。この段と色は、国土交通省の「水害ハザードマップ作成の手引き」が標準として示したものです。市町村のハザードマップは、手引きが認める範囲で、これに似た別の色や模様、詳細版の8段を使うことがあります。深さは、あなたの地図の凡例で確かめてください。避難するかどうかは、この表では決めず、市町村の避難情報と気象庁の情報で判断してください。
ハザードマップで色がついていない場所は、浸水しないのですか
手引きが地図に添える説明文の例は「この図は、○○川に、近年の大雨であった○○年○月の○○豪雨の約○○倍の雨が降った場合に浸水が想定される範囲やその深さを表したものです。この図で色がついていない場所は、計算上では浸水しない場所です。しかし、雨の降り方によってはこの図に示されていない場所でも浸水する可能性があり、浸水深も深くなる場合がありますので注意して下さい。」と説明しています。手引き自身も「なお、水害ハザードマップが、安全マップであると誤解されることがないように十分に説明しておくことが必要であり、そのことを水害ハザードマップにわかりやすく記載することが重要である。また、水防法や津波防災地域づくりに関する法律に基づく浸水想定等は、最悪の事態を想定して設定されるものであるが、シミュレーションの精度には限界があることから、浸水想定区域外でも浸水が発生する可能性を否定できないことを、水害ハザードマップにおいて正しく説明する必要がある。」と述べていて、色がついていない場所を安全とは言っていません。ただし、「水害ハザードマップに表示されたとおりの被害となる」、「早期の立退き避難が必要な区域以外は安全」といった災害イメージの固定化を避けるよう注意する必要があり、特に、浸水想定区域外、津波災害警戒区域外では「避難する必要がない」という誤った認識を住民等が持たないよう、適切な解説を付すなどの対応が必要である。
ハザードマップの黄色は何mですか
手引きの表に色の名前は無く、RGBの数だけが決められています。同じ247,245,169という色が、標準では「~0.5m」、詳細版では「0.3m~0.5m」を指します。色の名前ではなく、あなたの地図の凡例に書かれている深さの数字で確かめてください。
浸水深3mは、どのくらいの高さですか
浸水深等の閾値は、一般的な家屋の2 階が水没する5m、2 階床下に相当する3m、1 階床高に相当する0.5m に加え、これを上回る浸水深・津波基準水位を表現するため、10m、20m を用いることを標準とする。手引きの家の枠(38ページ)は「日本の二階建て家屋の床面高は3.0m以上」「① 1 階床高は建築基準法により0.45m 以上」「② 1 階天井高は9 割以上が2.3m 以上[※]」「③ 天井懐は、低く設計しても0.24m」「④ ①~③の合計は2.99m≒3.0m」([※]豊かな住生活を考える会(1994).「図解・日本の住宅がわかる本」PHP 研究所,P119,141)と示していて、0.45+2.3+0.24=2.99になります。手引きの図の家は、2階の床がいちばん低い場合の目安です(「2階床面の最低高は2.99m」)。実際の家の高さは、家ごとに違います。
ハザードマップの色は、どこが決めていますか
国土交通省水管理・国土保全局「水害ハザードマップ作成の手引き」(令和8年5月)第1章 1.1(1ページ)・第3章 3.4.1(36〜38ページ・図3-3・図3-5・表3-2)・3.5.10(84〜85ページ)(2026-09-23 に取得した版)が定めています。配色は「また、配色については、ISO 等の基準や色覚障がいのある人への配慮、他の防災情報の危険度表示との整合性も含めて検討し、以下の配色を標準とする。ただし、地域特性に配慮し、住民意見を反映した上で地形や重ね合わせる背景図に応じて、これに類する配色やハッチング、グラデーション等を用いることを妨げない。」というように検討されたもので、「標準とする」「浸水深や津波基準水位の閾値や配色については、住民のみならず旅行者や通勤・通学者がどこにいても水害リスクを認識し、避難行動を検討できるようにするため、災害間・各市町村間で原則として統一する必要がある。」と定めているのは、この手引きです。
ハザードマップの色が、地図によって違うのはなぜですか
また、配色については、ISO 等の基準や色覚障がいのある人への配慮、他の防災情報の危険度表示との整合性も含めて検討し、以下の配色を標準とする。ただし、地域特性に配慮し、住民意見を反映した上で地形や重ね合わせる背景図に応じて、これに類する配色やハッチング、グラデーション等を用いることを妨げない。また、紙媒体の水害ハザードマップにおいては、重ね合わせを行う場合等の用途や浸水の状況等に応じて、これに類する配色やハッチング、グラデーション等を用いることを妨げない。浸水想定区域図等において詳細な区分を示す必要がある場合、内水で浸水階級差が少ない場合は、必要に応じて以下の詳細版を利用することができるものとする。たとえば255,216,192という同じ色が、標準では「0.5m~3m」、詳細版では「1m~3m」を指すこともあります。地図によって色の意味が違うことがあるので、あなたの地図の凡例をまず確かめてください。
浸水の深さ(m)を入れると、国土交通省「水害ハザードマップ作成の手引き」が標準とする段と色を出します。地図の色がついていない場所も、浸水しないとは限りません。答えは、どちらもあなたが見ている 地図の凡例で確かめてください。
色は浸水の深さの段 ── 標準は6段、境目は20m・10m・5m・3m・0.5m
国・都道府県または市町村から提供される浸水想定に関するデータを用い、20m、10m、5m、3m、0.5m を境界とした6 段階に区分して浸水深を色分けすることを洪水、内水、高潮、津波で共通とする。
なお、津波では、浸水深に代えて津波基準水位(浸水予測に基づく浸水深に建築物等への衝突によって生じる津波の水位上昇(せき上げ)を加えた水位)を用いるものとする。
浸水深や津波基準水位の閾値や配色については、住民のみならず旅行者や通勤・通学者がどこにいても水害リスクを認識し、避難行動を検討できるようにするため、災害間・各市町村間で原則として統一する必要がある。
0.5m・3m・5mは、家の高さに当たる深さ
浸水深等の閾値は、一般的な家屋の2 階が水没する5m、2 階床下に相当する3m、1 階床高に相当する0.5m に加え、これを上回る浸水深・津波基準水位を表現するため、10m、20m を用いることを標準とする。
| 日本の二階建て家屋の床面高は3.0m以上 |
| ① 1 階床高は建築基準法により0.45m 以上 |
| ② 1 階天井高は9 割以上が2.3m 以上[※] |
| ③ 天井懐は、低く設計しても0.24m |
| ④ ①~③の合計は2.99m≒3.0m |
[※]豊かな住生活を考える会(1994).「図解・日本の住宅がわかる本」PHP 研究所,P119,141
手引きの図の家は、2階の床がいちばん低い場合の目安です(「2階床面の最低高は2.99m」)。実際の家の高さは、家ごとに違います。
詳細版の8段 ── 同じ色が、標準とは別の深さを指す
浸水想定区域図等において詳細な区分を示す必要がある場合、内水で浸水階級差が少ない場合は、必要に応じて以下の詳細版を利用することができるものとする。
同じ色が別の深さを指す組は2つあります。247,245,169は標準の「~0.5m」と詳細版の「0.3m~0.5m」、255,216,192は標準の「0.5m~3m」と詳細版の「1m~3m」です。詳細版だけにある色は、255,255,179(「~0.3m」)と248,225,166(「0.5m~1m」)の2つです。
地図の色は、手引きと違ってもよい ──「妨げない」
また、配色については、ISO 等の基準や色覚障がいのある人への配慮、他の防災情報の危険度表示との整合性も含めて検討し、以下の配色を標準とする。ただし、地域特性に配慮し、住民意見を反映した上で地形や重ね合わせる背景図に応じて、これに類する配色やハッチング、グラデーション等を用いることを妨げない。
また、紙媒体の水害ハザードマップにおいては、重ね合わせを行う場合等の用途や浸水の状況等に応じて、これに類する配色やハッチング、グラデーション等を用いることを妨げない。
手引きは、市町村がこれに似た別の色や模様を使うことも認めているので、標準と違う色の地図もあります。 実際にどう塗られているかは、わがまちハザードマップ(新しいタブで開きます)など、あなたの地図の凡例で確かめてください。
色がついていない場所も、浸水しないとは限らない
なお、水害ハザードマップが、安全マップであると誤解されることがないように十分に説明しておくことが必要であり、そのことを水害ハザードマップにわかりやすく記載することが重要である。また、水防法や津波防災地域づくりに関する法律に基づく浸水想定等は、最悪の事態を想定して設定されるものであるが、シミュレーションの精度には限界があることから、浸水想定区域外でも浸水が発生する可能性を否定できないことを、水害ハザードマップにおいて正しく説明する必要がある。
この図は、○○川に、近年の大雨であった○○年○月の○○豪雨の約○○倍の雨が降った場合に浸水が想定される範囲やその深さを表したものです。この図で色がついていない場所は、計算上では浸水しない場所です。しかし、雨の降り方によってはこの図に示されていない場所でも浸水する可能性があり、浸水深も深くなる場合がありますので注意して下さい。
この図は、近年の大雨であった○○年○月の○○豪雨の約○○倍の雨が降った場合に浸水が想定される範囲やその深さを表したものです。この図で色がついていない場所は、計算上では浸水しない場所です。しかし、雨の降り方によってはこの図に示されていない場所でも浸水する可能性があり、浸水深も深くなる場合がありますので注意して下さい。
この図は、我が国における観測史上最も気圧の低い室戸台風が○○地方に上陸・縦断した場合に発生する高潮により浸水が想定される範囲やその深さを表したものです。この図で色がついていない場所は、計算上では浸水しない場所です。しかし、台風の強さやコースによってはこの図に示されていない場所でも浸水する可能性があり、浸水深も深くなる場合がありますので注意して下さい。
この図は、○○地震(震源○○、マグニチュード○○)により津波が発生した場合に浸水が想定される範囲やその深さを表したものです。この図で色がついていない場所は、計算上では浸水しない場所です。しかし、地震の規模や地震による海岸施設の被災状況等によってはこの図に示されていない場所でも浸水する可能性があり、浸水深も深くなる場合がありますので注意して下さい。
ただし、「水害ハザードマップに表示されたとおりの被害となる」、「早期の立退き避難が必要な区域以外は安全」といった災害イメージの固定化を避けるよう注意する必要があり、特に、浸水想定区域外、津波災害警戒区域外では「避難する必要がない」という誤った認識を住民等が持たないよう、適切な解説を付すなどの対応が必要である。
重ねるハザードマップで表示されない場所については、国土地理院の「よくある質問」(新しいタブで開きます)が答えています。
表3-2の「RGB とα(透過率)」── 地図の上では下の色と混ざる
なお、各浸水ランクの配色について、指定の参考として具体のRGB 値等の例を以下に示す。
| 色 | 段 | RGB | RGB とα(透過率) | CMYK |
|---|---|---|---|---|
| 20m~ | 220,122,220 | 187,0,187,122 | 0,45,0,14 | |
| 10m~20m | 242,133,201 | 228,0,142,135 | 0,45,17,5 | |
| 5m~10m | 255,145,145 | 255,0,0,145 | 0,43,43,0 | |
| 3m~5m | 255,183,183 | 255,13,13,179 | 0,28,28,0 | |
| 1m~3m | 255,216,192 | 255,125,45,179 | 0,15,25,0 | |
| 0.5m~1m | 248,225,166 | 236,169,0,166 | 0,9,33,3 | |
| 0.3m~0.5m | 247,245,169 | 232,226,8,166 | 0,1,32,3 | |
| ~0.3m | 255,255,179 | 255,255,0,179 | 0,0,30,0 |
出典: 国土交通省水管理・国土保全局「水害ハザードマップ作成の手引き」(令和8年5月)第1章 1.1(1ページ)・第3章 3.4.1(36〜38ページ・図3-3・図3-5・表3-2)・3.5.10(84〜85ページ)(2026-09-23 に取得した版)
水害ハザードマップ作成の手引き(PDF)(新しいタブで開きます)、手引きのページ(国土交通省)(新しいタブで開きます)。