基礎代謝の目安と、求め方による違い
このページは診断も指導もしません。 出すのは目安の数と、その数がどこから来たかだけです。 何をどれだけ食べるかの話はしません。気になるときは医師や管理栄養士に相談してください。
入れた数字はこの画面の中だけで計算しています。年齢も体重も送りません。
性別を選ぶと計算できます。表も式も男性と女性で数が別々に決められていて、どちらか決めないと値が1つに定まりません。答えたくなければ、下の表を見て近いところを自分で読んでください。
ここに出るのは目安の数だけです。このページは診断も指導もしません。 実際の体の状態は年齢・性別・体重だけでは決まらず、 同じ数字の人でも違います。気になるときは医師や管理栄養士に相談してください。
年齢別・男女別の基礎代謝の平均
厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」表3「基礎代謝量基準値」の (A)×(B) ── その区分の参照体重のときの値(kcal/日)です。
| 年齢 | 男性kcal/日 | 女性kcal/日 |
|---|---|---|
| 1〜2歳 | 700 | 660 |
| 3〜5歳 | 900 | 840 |
| 6〜7歳 | 980 | 920 |
| 8〜9歳 | 1,140 | 1,050 |
| 10〜11歳 | 1,330 | 1,260 |
| 12〜14歳 | 1,520 | 1,410 |
| 15〜17歳 | 1,610 | 1,310 |
| 18〜29歳 | 1,490 | 1,130 |
| 30〜49歳 | 1,570 | 1,170 |
| 50〜64歳 | 1,510 | 1,120 |
| 65〜74歳 | 1,390 | 1,090 |
| 75歳以上 | 1,310 | 1,020 |
よくある質問
基礎代謝の平均はどのくらいですか?
厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」の表3「基礎代謝量基準値」で、その区分の参照体重のときの値(kcal/日)は、18〜29歳は男性 1,490・女性 1,130、30〜49歳は男性 1,570・女性 1,170、50〜64歳は男性 1,510・女性 1,120、65〜74歳は男性 1,390・女性 1,090です。1〜2歳から75歳以上までの全区分は、道具のすぐ下の表に並べています。
基礎代謝の計算式は何ですか?
いちばん簡単なのは「その年齢・性別の基準値(kcal/kg体重/日) × 体重(kg)」で、基準値は厚生労働省の表3「基礎代謝量基準値」にあります(1歳以上(表に行がある年齢))。ほかに国立健康・栄養研究所の式・ハリス・ベネディクトの式・Schofield の式があり、このページは4通りを並べて、答えがどれだけ食い違うかも出します。
基礎代謝とは何ですか?
目が覚めている状態で必要な、いちばん少ないエネルギーのことです。厚生労働省の報告書は、早朝の空腹時に、心地よい室温の部屋で、あお向けに静かに横になって、目が覚めたまま測ると説明しています。つまり「何もしていないときに使う分」で、実際の1日はこれより多くなります。同じ報告書は、絶食時に座って安静にしているときの代謝量は、あお向けで測る基礎代謝量よりおよそ10パーセント大きいと書いています。
どうして求め方によって答えが違うのですか?
もとになった人たちも、作られた年も国も違うからです。厚生労働省の表は1980年以降に日本で測られた50の研究をまとめたもの、ハリス・ベネディクトの式は1918年にアメリカで発表されたもの、国立健康・栄養研究所の式は日本人を対象に作られたものです。どれか1つが正解と決まっているわけではないので、このページは4つ並べて出します。30歳・男性・身長170センチ・体重65キロなら、4つの答えは1,460・1,500・1,610・1,620キロカロリーになります。
何年版の数字を使っていますか?
厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」です。この基準は5年ごとに改定され、2025年版は令和7年度から令和11年度まで使われます。ひとつ前の2020年版と比べると、体重1キログラムあたりの基準値は24か所とも1つも変わっていないのに、大人の参照体重が10か所すべてで変わりました。たとえば30〜49歳の男性は68.1キロ・1,530キロカロリーから、70.0キロ・1,570キロカロリーに動いています。だから「何年版か」を書いていない計算結果は、比べることができません。
性別を選ばないと計算できないのはなぜですか?
厚生労働省の表も、どの式も、男性と女性で別々の数を持っているからです。選ばないまま片方で計算すると、選んでいない数が答えとして出てしまいます。だからこの道具は、性別を選ぶまで数を出しません。答えたくないときは「答えない」を選んでください。そのときはページの下にある表そのものを見て、自分で近いところを読むことができます。
0歳や、式の年齢の外だと数が出ないのはなぜですか?
表や式に、その年齢の行が無いからです。厚生労働省の表は1歳から始まり、0歳の行はありません。国立健康・栄養研究所の式は20〜74歳の人たちのデータから作られ、Schofield の式は18歳からです。いちばん近い行を当てはめて数を出すこともできますが、それだと「表の外だ」という肝心なことが消えてしまうので、このページは出しません。使えない求め方も消さずに、理由を書いて残します。
入れた数字はどこかに送られますか?
送りません。年齢も体重も身長も、あなたの画面の中だけで計算しています。どこかのサーバーに送って計算し直したり、記録したりはしていません。この道具は答えを出すのにインターネットを使わないので、ページを開いたあとは通信が起きません。
出た数字はどのくらい信じていいですか?
目安です。4つの求め方の答えが百キロカロリー単位で食い違うという時点で、1つの数を正解として受け取ることはできません。このページに出している例でも、30歳・男性・身長170センチ・体重65キロで160キロカロリー、身長180センチ・体重100キロなら290キロカロリーの開きがあります。体の状態は年齢・性別・体重・身長だけで決まるものではなく、同じ数字の人でも違います。このページは診断も指導もしません。気になるときは医師や管理栄養士に相談してください。
年齢・性別・体重(式によっては身長)から、基礎代謝の目安を出します。求め方は1つではありません。4つ並べて、答えがどれだけ食い違うかも一緒に出します。
求め方が何通りもあって、答えが違います
ここがこのページの本体です。「基礎代謝を出す式」は1つではありません。 厚生労働省の報告書にはいくつもの求め方が1つの表に並んでいて、同じ人の数字を入れても、答えが違います。
| 求め方 | 30歳・男性身長170cm・体重65kgkcal/日 | 8歳・女性身長128cm・体重26kgkcal/日 |
|---|---|---|
| 基礎代謝量基準値 × 体重使える年齢: 1歳以上(表に行がある年齢) | 1,460 | 1,000 |
| 国立健康・栄養研究所の式使える年齢: 20〜74歳(18〜79歳で確かめられている) | 1,500 | ―出せない |
| ハリス・ベネディクトの式使える年齢: 資料の年齢の欄は「―」(範囲が書かれていない) | 1,610 | 1,100 |
| Schofield の式使える年齢: 18歳以上(3つの年齢区分で係数が変わる) | 1,620 | ―出せない |
左の30歳の例では、いちばん小さい1,460kcalと いちばん大きい1,620kcalで、160kcalの開きがあります。同じ人の、同じ年齢・同じ体重から出した数です。
右の8歳の例では、2つの求め方が「出せない」になっています。 国立健康・栄養研究所の式は20〜74歳の人たちのデータから作られていて、Schofield の式は18歳からだからです。いちばん近い行を当てはめて数を出すことはしません。表の外に出たことが画面から消えるほうが、答えが出ないことより悪いからです。
体が大きいほど食い違いが広がり、順番まで入れ替わります
求め方ごとに「体重1kgあたり何kcal増えるか」が違うので、体が大きくなるほど、答えの散らばりも大きくなります。 同じ30歳の男性でも、 身長180cm・体重100kgなら2,250・1,960・2,140・2,020kcal となり、開きは290kcalに広がります。
面白いのは順番が入れ替わるところです。65kgのときにいちばん小さかった「基礎代謝量基準値 × 体重」が、100kgではいちばん大きくなります。 「この式がいつも大きめに出る」といった覚え方ができない、ということです。
だからどの式で計算したかを書いていない数字は、比べられません。 このページが4つとも式の中身を並べているのは、そのためです。
使ったのは日本人の食事摂取基準(2025年版)です
数値の出どころは厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」策定検討会報告書(新しいタブで開きます)(令和6年(2024年)10月11日公表)の表2「基礎代謝量推定式」と表3「基礎代謝量基準値」です。令和7年度〜令和11年度(2025年度〜2029年度)に使う版にあたります。
この基準は5年ごとに改定されます。だから「基礎代謝の表」と言っても、何年版かを書いていなければ、どの数のことか決まりません。 ここが、この種のページでいちばん抜けやすいところです。
2020年版から2025年版で、大人の値が動きました
ひとつ前の日本人の食事摂取基準(2020年版)の表5「参照体重における基礎代謝量」と見くらべると、体重1kgあたりの基準値(A)は24か所とも1つも変わっていません。 動いたのは大人の参照体重(B)だけで、そのせいで基礎代謝量が変わりました。 子ども(1〜17歳)は参照体重も変わっていません。
| 年齢と性別 | 2020年版 | 2025年版 |
|---|---|---|
| 18〜29歳男性 | 64.5kg1,530 kcal/日 | 63.0kg1,490 kcal/日 |
| 18〜29歳女性 | 50.3kg1,110 kcal/日 | 51.0kg1,130 kcal/日 |
| 30〜49歳男性 | 68.1kg1,530 kcal/日 | 70.0kg1,570 kcal/日 |
| 30〜49歳女性 | 53.0kg1,160 kcal/日 | 53.3kg1,170 kcal/日 |
| 50〜64歳男性 | 68.0kg1,480 kcal/日 | 69.1kg1,510 kcal/日 |
| 50〜64歳女性 | 53.8kg1,110 kcal/日 | 54.0kg1,120 kcal/日 |
| 65〜74歳男性 | 65.0kg1,400 kcal/日 | 64.4kg1,390 kcal/日 |
| 65〜74歳女性 | 52.1kg1,080 kcal/日 | 52.6kg1,090 kcal/日 |
| 75歳以上男性 | 59.6kg1,280 kcal/日 | 61.0kg1,310 kcal/日 |
| 75歳以上女性 | 48.8kg1,010 kcal/日 | 49.3kg1,020 kcal/日 |
同じ人が、同じ年齢・同じ性別のまま、表が新しくなっただけで「目安」が数十kcal動いたわけです。 参照体重は「その区分の平均的な体重」として表が使っている値なので、 日本に住む人の体つきが少しずつ変われば、ここも動きます。
厚生労働省の表そのもの
表3「基礎代謝量基準値」を、そのまま並べます。基礎代謝量基準値(A)は「体重1kgあたり1日に何kcalか」、参照体重(B)は「その区分の平均的な体重として表が使っている値」、 いちばん右が(A)×(B)です。
男性
| 年齢 | 基準値(A)kcal/kg体重/日 | 参照体重(B)kg | (A)×(B)kcal/日 |
|---|---|---|---|
| 1〜2歳 | 61.0 | 11.5 | 700 |
| 3〜5歳 | 54.8 | 16.5 | 900 |
| 6〜7歳 | 44.3 | 22.2 | 980 |
| 8〜9歳 | 40.8 | 28.0 | 1,140 |
| 10〜11歳 | 37.4 | 35.6 | 1,330 |
| 12〜14歳 | 31.0 | 49.0 | 1,520 |
| 15〜17歳 | 27.0 | 59.7 | 1,610 |
| 18〜29歳 | 23.7 | 63.0 | 1,490 |
| 30〜49歳 | 22.5 | 70.0 | 1,570 |
| 50〜64歳 | 21.8 | 69.1 | 1,510 |
| 65〜74歳 | 21.6 | 64.4 | 1,390 |
| 75歳以上 | 21.5 | 61.0 | 1,310 |
女性
| 年齢 | 基準値(A)kcal/kg体重/日 | 参照体重(B)kg | (A)×(B)kcal/日 |
|---|---|---|---|
| 1〜2歳 | 59.7 | 11.0 | 660 |
| 3〜5歳 | 52.2 | 16.1 | 840 |
| 6〜7歳 | 41.9 | 21.9 | 920 |
| 8〜9歳 | 38.3 | 27.4 | 1,050 |
| 10〜11歳 | 34.8 | 36.3 | 1,260 |
| 12〜14歳 | 29.6 | 47.5 | 1,410 |
| 15〜17歳 | 25.3 | 51.9 | 1,310 |
| 18〜29歳 | 22.1 | 51.0 | 1,130 |
| 30〜49歳 | 21.9 | 53.3 | 1,170 |
| 50〜64歳 | 20.7 | 54.0 | 1,120 |
| 65〜74歳 | 20.7 | 52.6 | 1,090 |
| 75歳以上 | 20.7 | 49.3 | 1,020 |
この表は1歳からです。0歳(生後11か月まで)の行はありません。 だからこの道具も、0歳には答えを出しません。
表の3つ目の欄は、左の2つを掛けた数です。実際に24か所すべてで掛け算し直して確かめました。1か所だけ、ちょうど半分ずれます ── 30〜49歳の男性は22.5 × 70.0 = 1,575 なのに、表は1,570と印刷されています。 つまりこの表は、ちょうど半分のときは下へ丸めています。 四捨五入だと思って1,580に直すと、出典と食い違う数になります。
基礎代謝は「何もしていないときに使う分」です
基礎代謝量は、目が覚めている状態で必要な、いちばん少ないエネルギーです。 厚生労働省の報告書は、早朝の空腹時に、心地よい室温の部屋で、あお向けに静かに横になり、 目が覚めたまま測ると説明しています。眠っているときではなく、起きたまま何もしていないときの値です。
だから実際の1日はこれより必ず多くなります。同じ報告書は、絶食時に座って安静にしているときの代謝量は、 あお向けで測る基礎代謝量よりおよそ10%大きいと書いています。じっと座っているだけで、すでに1割増しということです。
この2つの説明は日本人の食事摂取基準(2020年版)のエネルギーの章から取りました。 表と式は日本人の食事摂取基準(2025年版)のものです。どちらの版から取ったかが混ざらないよう、分けて書いています。
体重1kgあたりで見ると、子どものほうがずっと大きい
表を上から下へ見ていくと、基準値(A)が年齢とともに下がっていくのが 分かります。1〜2歳の男性は61.0、75歳以上の男性は21.5で、3分の1ほどまで下がります。
ところが1日の合計で見ると逆になります。1〜2歳の男性は700kcal、30〜49歳の男性は1,570kcalで、大人のほうが2倍以上多い。 体重1kgあたりでは子どもが2.7倍なのに、合計では大人が2.2倍です。体が大きいぶんが、1kgあたりの差をひっくり返しているわけです。
なぜ1kgあたりの値が年齢とともに下がるのか、その理由はここには書きません。表から読み取れるのは「下がっている」という事実だけで、 理由は表に書かれていないからです。表の数字から言えることと、 言えないことを分けておきます。
載せなかった式があります
表2「基礎代謝量推定式」には、このページが使っている4つのほかにFAO/WHO/UNU の式も載っています。載せませんでした。
2020年版と2025年版で、書かれている式が食い違っていたからです。 女性30〜59歳の身長の項は、2020年版では足す形、2025年版では引く形になっていて符号が逆です。女性18〜29歳の定数も、148と146で違います。 どちらが正しいのかを、一次資料だけでは決められませんでした。
確かめられなかった数字は書かない、というのがこのサイトの決まりです。 4つでも「答えが1つに決まらない」ことは十分に見えるので、怪しいものを足して数を増やすより、外して理由を書くほうを選びました。
もう一度書きます。ここに出るのは目安の数だけで、 このページは診断も指導もしません。 入れた数字はどこにも送っていません。気になるときは医師や管理栄養士に相談してください。