BMIを計算する
年齢を聞くのは、子どもに大人の基準を当てはめないためです。 入れた数字はこの画面の中だけで計算しています。
BMI
- 日本肥満学会の肥満度分類では
- BMI 18.5 以上 25.0 未満 を「普通体重」としています。出した BMI 22.49 は、この範囲に入ります
- WHO の分類での呼び方
- Normal rangeWHO は BMI 25 以上を overweight、30 以上を obesity としています。 同じ数字でも呼び方が変わります
- BMI が 22 になる体重
- 63.6 kg標準体重を出すときに BMI 22 を使う、という決めごとです。 目指す体重という意味ではありません
ここに出るのは、計算の結果と、公表されている基準の書き方だけです。病気の診断ではありません。からだのことで気になることがあるときは、お医者さんに相談してください。
よくある質問
BMIはどうやって計算するのですか?
体重(キログラム)を、身長(メートル)の2乗で割ります。身長170センチメートル・体重65キログラムなら、1.7×1.7=2.89で65を割って22.49です。身長をセンチメートルのまま使うと桁が合わないので、100で割ってメートルに直してから2乗します。
BMIが25ちょうどのときは、どちらに入りますか?
日本肥満学会の肥満度分類では「25.0以上30.0未満」が肥満(1度)なので、25.0ちょうどは肥満(1度)のほうに入ります。18.5も同じで、「18.5以上25.0未満」が普通体重なので18.5ちょうどは普通体重です。境目の値をどちらに入れるかは表の書き方で決まっていて、この道具もそのとおりに動きます。
子どものBMIは、大人と同じ表で見ていいのですか?
同じ表では見ません。育っている途中は身長も体重も1年で大きく変わるので、同じBMIでも意味が変わってしまいます。アメリカのCDCは「子どもと10代は成長しているので、同じ性別・同じ年齢の子と比べて見る」と書いています。日本の学校では、身長別標準体重をもとにした「肥満度」という別の計算が使われています。
肥満度とは何ですか?
実測体重が、身長別標準体重より何パーセント多いか少ないかを表した数です。文部科学省の学校保健統計調査は、平成18年度からこの肥満度を使っていて、20パーセント以上の人を「肥満傾向児」、マイナス20パーセント以下の人を「痩身傾向児」として数えています。これは統計の数え方であって、診断ではありません。
何歳から大人の基準になりますか?
線引きは資料によって違います。文部科学省の学校保健統計調査が対象にしているのは満5歳から17歳までで、WHOは5歳から19歳までを成長曲線で見ています。だから18歳と19歳は資料によって扱いが分かれます。この道具は、どちらが正しいと決められない範囲では大人の区分を出さないようにしています。
標準体重に使うBMI22は、どこから来た数字ですか?
日本肥満学会の肥満症診療ガイドラインの表に「標準体重はBMI=22とする」と書かれているものです。標準体重という言葉の決めごとであって、その体重にしなさいという意味ではありません。この道具も「BMIが22になる体重」とだけ書いています。
入れた身長や体重は、どこかに送られますか?
送られません。計算はすべて画面の中で行っていて、身長も体重も年齢も、このサイトの外へは出ていきません。保存もしていないので、画面を閉じれば残りません。
身長と体重から BMI を出します。年齢も入れてください。子どもの範囲なら、大人の基準は当てはめずに、学校で実際に使われている計算のほうを出します。
子どもに、大人の BMI をそのまま当てはめてはいけません
ここがこのページで一番大事なところです。育っている途中の体は、1年で身長も体重も大きく変わります。だから同じ BMI の数字でも、5歳と15歳と40歳では意味が変わってしまいます。 アメリカの CDC(病気を防ぐための国の機関)は、「子どもと10代は成長しているので、同じ性別・同じ年齢の子と比べて見ること」と書いています。
WHO(世界保健機関)の説明(新しいタブで開きます)も、大人と子どもでものさしそのものを変えています。 大人は BMI 25 以上を overweight、30 以上を obesity と決め打ちしますが、5歳から19歳は「年齢ごとの BMI が、 標準からどれだけ離れているか」で見ます。5歳未満にいたっては BMI を使わず、身長に対する体重で見ています。
日本の学校が使っているのは「肥満度」です
日本の学校では、BMI ではなく肥満度(過体重度)という別の数を使います。 まず年齢と男女ごとの式で身長別標準体重を出し、 実際の体重がそこから何パーセント離れているかを見る、という計算です。
肥満度 =(実測体重 − 身長別標準体重)÷ 身長別標準体重 × 100。文部科学省の学校保健統計調査は、この値が20パーセント以上の人を「肥満傾向児」、マイナス20パーセント以下の人を「痩身傾向児」として数えています。 ここは大事なところで、これは統計の数え方であって、ひとりひとりの診断ではありません。
面白いのは、この数え方が平成18年度に変わっていることです。 平成17年度までは「身長別平均体重の120パーセント以上・80パーセント以下」で数えていました。 文部科学省自身が「算出方法を変更しているため、平成17年度までの数値と単純な比較はできない」と 注記しています。同じ「肥満傾向児」という言葉でも、年度で中身が違うわけです。
身長別標準体重に使う係数は、公益財団法人日本学校保健会の 「児童生徒の健康診断マニュアル」から来ています。 この道具では、満5歳から17歳のときにだけ、 この計算を出します。表に無い年齢の数字は作りません。
何歳から大人の基準か、は資料によって違います
はっきりした1本の線はありません。文部科学省の学校保健統計調査が対象にしているのは満5歳から17歳まで。 いっぽう WHO は5歳から19歳までを成長曲線で見ます。 つまり18歳と19歳は、資料によって扱いが分かれます。
どちらかを正解と決めてしまうと、もう片方の資料を見ている人に嘘を返すことになります。 だからこの道具は、分かれる範囲では大人の区分を出しません。 出せないことを黙って隠すより、分かれていること自体を見せるほうが正直だと考えています。
ローレル指数という別の数もあります
体重(キログラム)を身長(センチメートル)の3乗で割って1000万倍した、ローレル指数という数もあります。 滋賀県が出している学校保健統計の資料に載っていて、そこには「学年全体の傾向や年次推移など集団の傾向を表すのに用いられます」と書かれています。ひとりを測る道具としてではなく、集団を見る道具として説明されているところが大事です。同じ資料は、99以下を「やせすぎ」、100〜114を「やややせている」、 115〜144を「標準」、145〜159を「やや太っている」、160以上を「太りすぎ」と分けています。
ただし、文部科学省の全国の統計が使っているのはローレル指数ではなく肥満度です。だからこの道具は、ローレル指数は数を出すだけにして、判定には使っていません。
BMI は、もともと集団を調べるための数でした
BMI のもとになった式は、19世紀のベルギーの学者が書いたものです。アドルフ・ケトレー(1796〜1874)── 医学誌の解説によれば「ベルギーの数学者・天文学者・統計学者」で、 1832年に「体重は身長の2乗に比例して増える」と述べました。 いまの BMI の式そのものです。
面白いのは、この式に「body mass index」という名前がついたのは140年もあとだということです。1972年に、アンセル・キーズ(1904〜2004)という人が名づけました。 それまでは「ケトレー指数」と呼ばれていました。
「ケトレー本人が『個人を測るためではない』と言った」と書いている記事をよく見かけます。 ただ、こちらで開けた原典は抄録までで、その一文は見つけられませんでした。 だからここでは、確かめられたところまでにしています ── ケトレーは統計学者で、この式は集団を調べる仕事の中から出てきた、というところまでです。 いまの使われ方については、CDC が「BMI はふるい分けのための値で、病気を診断するためのものではありません」と明記しています。
筋肉が多い人は、BMI が高く出ます
BMI は体重を身長で割っているだけなので、その体重が脂肪なのか、筋肉なのか、骨なのかを区別できません。 CDC はBMI についてのよくある質問(新しいタブで開きます)で、「BMI は体脂肪を直接測るものではない」「BMI は脂肪と、筋肉や骨を 区別できない」とはっきり書いています。
だから、同じ身長・同じ体重でも、筋肉をよく使っている人と、そうでない人が同じ BMI になります。 スポーツをたくさんしている人の BMI が大きく出ることがあるのは、このためです。 数字が1つで済むのは便利ですが、便利さと引きかえに落としている情報があるということです。
BMI が 18.5・22・25 になる体重の早見表
基準の数字を、体重に直すといくつになるかの表です。この体重にしなさい、という表ではありません。BMI 22 の列は、日本肥満学会が標準体重を出すときに使う値です。
| 身長 | 18.5になる体重 | 22になる体重 | 25になる体重 |
|---|---|---|---|
| 140cm | 36.3 | 43.1 | 49.0 |
| 145cm | 38.9 | 46.3 | 52.6 |
| 150cm | 41.6 | 49.5 | 56.3 |
| 155cm | 44.4 | 52.9 | 60.1 |
| 160cm | 47.4 | 56.3 | 64.0 |
| 165cm | 50.4 | 59.9 | 68.1 |
| 170cm | 53.5 | 63.6 | 72.3 |
| 175cm | 56.7 | 67.4 | 76.6 |
| 180cm | 59.9 | 71.3 | 81.0 |
| 185cm | 63.3 | 75.3 | 85.6 |
| 190cm | 66.8 | 79.4 | 90.3 |
日本肥満学会は、BMI 35 以上のときを「高度肥満」としています。また、肥満と肥満症は別の言葉です。日本肥満学会は肥満を「太っている状態」を指す言葉として「病気を意味するものではありません」と説明していて、肥満症のほうは、肥満に伴う健康障害があるか、 起こしやすい内臓脂肪の蓄積がある場合に診断される、としています。
この道具がしないこと
診断はしません。ここに出るのは、計算の結果と、 公表されている基準の書き方だけです。「あなたは◯◯です」とは書きませんし、痩せたほうがいい・太ったほうがいい、とも書きません。 目標体重も出しません。からだのことで気になることがあるときは、お医者さんに相談してください。
入れた数字を、どこにも送りません。身長も体重も年齢も、この画面の中だけで計算しています。保存もしていないので、 画面を閉じれば残りません。ここがこのサイトの決まりです。
数値の出どころ: 肥満度分類は厚生労働省 e-ヘルスネット(新しいタブで開きます)と、日本内科学会雑誌に載った肥満症診療ガイドラインの表(「標準体重は BMI = 22 とする」の 注もここ)。高度肥満と肥満症は日本肥満学会(新しいタブで開きます)。子どもの肥満度と係数は文部科学省「肥満・痩身傾向児の算出方法について」(新しいタブで開きます)と令和6年度学校保健統計(新しいタブで開きます)。ローレル指数は滋賀県の学校保健統計の資料(新しいタブで開きます)。ケトレーとキーズの話はNephrology Dialysis Transplantation 誌の解説(新しいタブで開きます)から取っています。係数の表は、同じ資料に併記された平均身長のときの標準体重と 26通り全部で一致することを検算しています。