調べて分かる道具箱

てこのつり合い ── おもりを動かして計算

おもりを指やマウスで動かすか、下の数を変えて選びます。

左にかたむく

左にかたむけるはたらき
30g × 2目盛り = 60
右にかたむけるはたらき
20g × 2目盛り = 40
左のおもりg目盛り
右のおもりg目盛り

右をどこにつるすと、つり合う?(左はこのまま)

式: 文部科学省「【理科編】小学校学習指導要領(平成29年告示)解説」86ページ目(2026-09-27 に取得した版)/支点とおもりの置き方: 文部科学省「小学校理科の観察,実験の手引き 第6学年A(3) てこの規則性」4〜5ページ目(2026-09-27 に取得した版)

てこを使った道具 ── 支点・力点・作用点の並び

支点・力点・作用点のうち、どれが真ん中にあるかで分けています。

支点が真ん中:くぎぬき・はさみ・ペンチ
作用点が真ん中:せんぬき・空きかんつぶし
力点が真ん中:ピンセット・トング

並びは、文部科学省の手引きと、宮城県総合教育センターの授業案、そのほかの学習指導案で確かめました(出典はページの最後)。

トングの先の力と動き

支点から力点まで2目盛り、作用点まで6目盛りの形で計算します。

手で60gのおもりと同じ力でおすと、60g × 2目盛り = 20g × 6目盛り なので、先の力は20g分です(手の力の3分の1)。

そのかわり、棒は支点のまわりに回るので、先は手の3倍動きます(支点からのきょりが3倍)。

力点が真ん中にある並びについて、「ピンセットのように細かい作業を行う道具や,小さい動きを大きな動きに変えて利用する道具などにも使われている。」とあります(宮城県総合教育センターの授業案)。

やってみる

1問目 / 全4問

左の2目盛りに30gをつるしました。右の3目盛りに何gをつるすと、水平につり合う?

よくある質問

てこのつり合いの計算は、どうやりますか

左と右で、それぞれ(おもりの重さ)×(支点からのきょり)を計算します。大きいほうにかたむき、等しいときは水平につり合います。たとえば、左の2目盛りに30gなら 30g × 2目盛り = 60、右の3目盛りに20gなら 20g × 3目盛り = 60 で、水平につり合います。

てこのつり合いの式(公式)は何ですか

左の(おもりの重さ)×(支点からのきょり)= 右の(おもりの重さ)×(支点からのきょり)です。文部科学省の学習指導要領解説(理科編)の式を、このページの言葉で書いています。解説では、てこをかたむけるはたらきの大きさが、(おもりの重さ)×(支点からのきょり)で決まるとしています。

支点・力点・作用点とは何ですか

支点は棒を支えるところ、力点は力を加えるところ、作用点はものに力がはたらくところです。道具によって、3つのうちどれが真ん中にあるかがちがいます。

てこの原理を使った道具には何がありますか

支点が真ん中にあるのは、くぎぬき・はさみ・ペンチです。作用点が真ん中にあるのは、せんぬき・空きかんつぶしです。力点が真ん中にあるのは、ピンセット・トングです。文部科学省の手引きと、宮城県総合教育センターの授業案、そのほかの学習指導案で確かめました。

てこは何年生で習いますか

小学6年の理科です。小学校学習指導要領(平成29年告示)の第6学年の内容に「てこの規則性」があります。

支点が棒の真ん中なのはなぜですか

棒の真ん中を支点にすると、おもりをつるさないとき、棒は水平につり合います。文部科学省の手引きは、支点を棒のはしのほうへずらすと、かたむけるはたらきに棒の重さも関わり、きまりが見つけにくくなると書いています。このページも、支点を棒の真ん中に置いて計算します。

ピンセットやトングは、なぜてこの道具なのですか

この形では、支点・力点・作用点があり、力点が真ん中にある道具です。支点から力点まで2目盛り、作用点まで6目盛りの形で計算すると、手で60gのおもりと同じ力でおしたとき、先の力は20g分です。そのかわり、先は手の3倍動きます。宮城県総合教育センターの授業案は、この並びがピンセットのように細かい作業を行う道具にも使われていると書いています。

てこは、左右それぞれの(おもりの重さ)×(支点からのきょり)が等しいとき、水平につり合います。ちがうときは、大きいほうにかたむきます。

てこのつり合いの式 ── 重さ×きょりが左右で等しいと水平

てこを傾(かたむ)ける働きの大きさが,(力点にかかるおもりの重さ)×(支点から力点までの距離(きょり))で決まり,両側のてこを傾(かたむ)ける働きの大きさが等しいときにつり合う

文部科学省「【理科編】小学校学習指導要領(平成29年告示)解説」86ページ目(2026-09-27 に取得した版)

左側の(力点にかかるおもりの重さ)×(支点から力点までの距離(きょり))=右側の(力点にかかるおもりの重さ)×(支点から力点までの距離(きょり))

同じ資料の同じページ

このページでは、「力点にかかるおもりの重さ」を「重さ」、「支点から力点までの距離(きょり)」を「きょり」と書いています。実験器では左右のおもりの位置をどちらも力点と呼ぶので、道具の力点・作用点と分けるためです。

きょりが2倍なら、重さは2分の1でつり合う

重さ×きょりが60になる組は、1目盛りに60g、2目盛りに30g、3目盛りに20g、6目盛りに10gです。きょりが2倍・3倍・6倍になると、重さは2分の1・3分の1・6分の1になります。算数で習う反比例です。

文部科学省の手引きの実験でも、10gのおもりを1目盛りに6個、2目盛りに3個、3目盛りに2個、6目盛りに1個つるすと、棒は水平につり合います。学習指導要領解説も、算数の反比例とのつながりを挙げています。

支点を棒の真ん中に置くわけ

このページは、支点を棒の真ん中に置き、おもりを左右に1か所ずつつるして計算します。文部科学省の手引きにある実験と同じ形です。

支点の位置を棒の端(はし)の方に偏(かたよ)らせて実験させると,傾(かたむ)ける働きに「棒の重さ」も関係してしまい,規則性が見つけにくくなるので注意する。

文部科学省「小学校理科の観察,実験の手引き 第6学年A(3) てこの規則性」4ページ目(2026-09-27 に取得した版)

棒の真ん中は、おもりをつるさないとき、棒が水平につり合う位置です(同じ手引きの同じページ)。

小学6年の理科「てこの規則性」

小学校学習指導要領(平成29年告示)では、6年の理科で「てこの規則性」を習います。

力を加える位置や力の大きさを変えると,てこを傾(かたむ)ける働きが変わり,てこがつり合うときにはそれらの間に規則性があること。

文部科学省「小学校学習指導要領(平成29年告示)」109ページ目(2026-09-23 に取得した版)

身の回りには,てこの規則性を利用した道具があること。

同じ資料の同じページ

文部科学省「小学校学習指導要領(平成29年告示)」108〜109ページ目(第6学年 A(3) てこの規則性)(2026-09-23 に取得した版)(新しいタブで開きます)/文部科学省「【理科編】小学校学習指導要領(平成29年告示)解説」86ページ目(2026-09-27 に取得した版)(新しいタブで開きます)/文部科学省「小学校理科の観察,実験の手引き 第6学年A(3) てこの規則性」3〜5・7ページ目(2026-09-27 に取得した版)(平成23年から文部科学省のサイトにある、先生向けの資料)(新しいタブで開きます)/宮城県総合教育センターの授業案(小学6年 てこのはたらき)17ページ目(2026-09-27 に見た資料)(新しいタブで開きます)/秋田大学のサイトにある「第6学年A組 理科学習指導案」(2026-09-27 に見た資料)(新しいタブで開きます)